
資産運用の方法や種類は世の中に数えきれないほどありますよね。
そんなたくさんの種類の中から、どれが自分に合っているのかすぐには選べないと思います。
また、具体的に資産運用先を決めたとしても、HPには良いことばかりが書いてあって、実際のリターンやリスクが分かりにくいと感じませんか?
私は18年前から資産運用をしていて、30種類以上の投資をしてきました。
この経験から、投資家として客観的に資産運用のリターンやリスクをお伝えできるかと思います。
今回は、私が投資してきた26種類の資産運用先について書いていきます。
そしてその資産運用先をおすすめ度順に並べ「特徴・利回り・リスク・手間」をはじめ、どれくらいリターンがあって現在も続けているかどうかについて書いています。
現役投資家の客観的な意見として参考にしてもらえれば幸いです。そして、検討している資産運用先があったらぜひ比較してみてください。
目次
- 1 投資した資産運用先26種類の一覧!リターン・リスク・手間を比較してみました!
- 1.1 ヘッジファンド
- 1.2 投資信託
- 1.3 ロボアドバイザー
- 1.4 IPO株投資
- 1.5 つみたてNISA
- 1.6 都内ワンルームマンション投資
- 1.7 iDeCo(個人型確定拠出年金)
- 1.8 変額保険
- 1.9 J-REIT(不動産投資信託)
- 1.10 ETF(上場投資信託)
- 1.11 社債
- 1.12 米国債券
- 1.13 太陽光発電
- 1.14 コインパーキング投資
- 1.15 ソーシャルレンディング
- 1.16 トランクルーム経営
- 1.17 コインランドリー投資
- 1.18 国債
- 1.19 株式投資
- 1.20 FX
- 1.21 不動産投資(中古地方一棟マンション)
- 1.22 外貨預金
- 1.23 預金
- 1.24 商品先物取引
- 1.25 新築シェアハウス
- 1.26 仮想通貨
- 2 26種類の資産運用先を公開!特徴を比較しておすすめ度順に並べました!まとめ
投資した資産運用先26種類の一覧!リターン・リスク・手間を比較してみました!
種類 | 利回り | リスク | 手間 | おすすめ度 |
---|---|---|---|---|
ヘッジファンド | ![]() 3~40% |
![]() やや低 |
![]() かからない |
![]() 4.7点 |
投資信託 | ![]() 0~15% |
![]() やや低 |
![]() 少しかかる |
![]() 4.5点 |
ロボアドバイザー | ![]() 0.1~10% |
![]() やや低 |
![]() かからない |
![]() 4.3点 |
IPO株投資 | ![]() 10%~ |
![]() 低 |
![]() 少しかかる |
![]() 4.2点 |
つみたてNISA | ![]() 6%前後 |
![]() 低 |
![]() かからない |
![]() 4.1点 |
都内ワンルームマンション投資 | ![]() 4%~8% |
![]() 低 |
![]() かからない |
![]() 4.0点 |
iDeCo (個人型確定拠出年金) |
![]() 4%前後 |
![]() 低 |
![]() かからない |
![]() 3.9点 |
変額保険 | ![]() 3%前後 |
![]() 低 |
![]() かからない |
![]() 3.8点 |
J-REIT | ![]() 4%前後 |
![]() やや低 |
![]() 少しかかる |
![]() 3.7点 |
ETF (上場投資信託) |
![]() 1~4% |
![]() やや低 |
![]() 少しかかる |
![]() 3.6点 |
社債 | ![]() 0.5~4% |
![]() やや低 |
![]() かからない |
![]() 3.5点 |
米国債券 | ![]() 3%前後 |
![]() 低 |
![]() かからない |
![]() 3.4点 |
太陽光発電 | ![]() 8~10% |
![]() やや低 |
![]() かかる |
![]() 3.3点 |
コインパーキング投資 | ![]() 3~10% |
![]() 中 |
![]() かかる |
![]() 3.2点 |
ソーシャルレンディング | ![]() 1~15% |
![]() 中 |
![]() 少しかかる |
![]() 3.1点 |
トランクルーム経営 | ![]() 10%前後 |
![]() 中 |
![]() かかる |
![]() 3.0点 |
コインランドリー投資 | ![]() 5~10% |
![]() 中 |
![]() とてもかかる |
![]() 2.9点 |
国債 | ![]() 0.05% |
![]() 低 |
![]() かからない |
![]() 2.5点 |
株式投資 | ![]() 0%~ |
![]() 高 |
![]() とてもかかる |
![]() 2.4点 |
FX | ![]() 0%~ |
![]() 高 |
![]() とてもかかる |
![]() 2.3点 |
不動産投資 (中古地方一棟マンション) |
![]() 5~12% |
![]() 高 |
![]() とてもかかる |
![]() 2.0点 |
外貨預金 | ![]() 0.5%~10% |
![]() 中 |
![]() かからない |
![]() 1.6点 |
預金 | ![]() 0.001~0.05% |
![]() やや高 |
![]() かからない |
![]() 1.5点 |
商品先物取引 | ![]() 5%前後 |
![]() 高 |
![]() とてもかかる |
![]() 1.4点 |
新築シェアハウス | ![]() 4%前後 |
![]() 高 |
![]() とてもかかる |
![]() 1.2点 |
仮想通貨 | ![]() – |
![]() 高 |
![]() とてもかかる |
![]() 0.2点 |
以上が私が実際に投資してきた資産運用先です。誰もが知っている金融商品から、少しマイナーなものまで26種類ありまあす。
私は17年の資産運用経験から、資産運用先を選ぶときに次の3つを判断基準にしています。
- リターン・・・利回りが最低3%以上のものに投資する(インフレが2%のため)
- リスク・・・・リスクが低いもの、リスクヘッジが可能なものに投資をする
- 手間・・・・・手間が掛からないものへ投資する
もちろん資産運用をし始めたころは基準なんてありません。なので、良いと言われるものには大体投資をしてきました。
そのため、詐欺に遭ってしまったり、損をしてしまうことが日常茶飯事でした…。でも、今ではこの基準をしっかり持っているので、大きな損をすることがなくなりました!
なので、投資先を選ぶときは、この3つのポイントを是非おさえてくださいね。
では、この基準をもとに26種類の資産運用先について、おすすめ順に紹介していきますね!
ヘッジファンド
最低投資額 | 100万円~ (平均1000万円~) |
利回り | ![]() 3~40% |
リスク | ![]() やや低 |
手間 | ![]() かからない |
おすすめ度 | ![]() 4.7点 |
平均的にも20万円はプラスになるでしょう!
ヘッジファンドの仕組み
ヘッジファンドは、投資家からお金を集め、そのヘッジファンドが得意な分野(株、FX、債券、不動産など)で運用します。得意分野なので勝率がとても高く、ハイリターンが期待できる仕組みになっています。
おまけに、手数料は運用がプラスになったときだけ発生するので、投資家が手数料で損をしない仕組みにもなっています。
ヘッジファンドの特徴
- ハイリターンが期待できる
- 手間がかからない
- 手数料がプラスの時にしか発生しない
- 会社が倒産すると出資金が0になる
- 良いヘッジファンドを見つけ出すのが困難
ヘッジファンドは手間をかけずにお金を増やしたい人に打ってつけです!
ただ、基本的には富裕層向けの金融商品なので知名度は低いです。しかし、最近では一口100万円から出資できるヘッジファンドもあり、敷居が低くなりつつあります。
ヘッジファンドは得意分野で運用するので、景気や世界情勢に負けない運用をしてくれます。なので、実は安定的に配当を得やすいのも特徴です。私が出資しているヘッジファンドは、創業から一度もマイナスになったことがないくらい優秀です。
そして、手間もかからないのが魅力です。出資がスタートしてからやることと言えば「配当を自分の好きなタイミングで出金する」だけ!売買タイミングを見極めなきゃいけない他の投資商品にはない手軽さです。
ただ、ヘッジファンドは情報がとても少ないため優秀な運用会社を見つけるのが難しいというデメリットがあります。中には詐欺会社などもあるので見極める知識が必要です。
優良なヘッジファンドの見極め方については別記事で書いてますのでよかったら読んでください。
私がメインで出資しているヘッジファンドは一口100万円からにはなりますが、月利平均3.5%を配当してくれています。現在は元本回収が終わって、配当だけで運用できていますよ!
おすすめのヘッジファンドについてランキングで詳しく書いていますので、是非ご覧ください。
投資信託
最低投資額 | 1万円~ |
利回り | ![]() 0~15% |
リスク | ![]() やや低 |
手間 | ![]() 少しかかる |
おすすめ度 | ![]() 4.5点 |
安定的なインデックス型だと5万円プラスになれば万々歳!でしょう。
投資信託の仕組み
投資信託は、ご存知のことが多いと思いますが、投資家からお金を集め、株・債権などに分散投資をしてくれているパッケージ商品です。
集めたお金をどのように運用するのかは、投資信託ごとにテーマが変わります。そのテーマとは「アクティブ型」という大きなリターンを狙った運用と、「インデックス型」という平均的な運用をする2つがあります。
その方針に沿って専門家が運用をし、得られた利益を配当する仕組みになっています。
ただ、図のように運用元と直接契約でないので、様々な手数料(中間マージン)が発生することを踏まえておかなければいけません。また、アクティブとインデックスでは手数料も変わるので確認が必要です。
投資信託の特徴
- 1万円からはじめられる
- 分散投資してくれる
- 自分の口座で管理するので運用会社が倒産してもお金が守られる
- 情報が開示されるので透明性がある
- 固定手数料があり、マイナス運用でも引かれる
- 大きなリターンが期待できない
- 景気や世界情勢に影響を受けやすい
投資信託は1口1万円からと、とても始めやすい投資です。投資信託と一言で言ってもアクティブ型とインデックス型運用があるのでそれぞれの特徴をお伝えしますね。
まずはアクティブ型の特徴は、高い配当が狙える運用をしていることです。成績が良ければ年利15%程が狙えます。パッケージングされている株は、国内の中小企業や新興国といった具合に、上がればリターンが大きいものを中心に商品が選ばれています。
ただその分、ファンドマネージャーの手数料が高くて、平均で1.7%程度です。
次にインデックス型ですが、ベンチマークに合わせた安定的な運用をし、成績は良くて5%という感じです。大きく増えることもないし、減ることもありません。ただ、景気の影響を受けやすいため、長い間マイナスになることもあり得ます。
そして、投資信託はどんな成績でも手数料が容赦なく引かれるので、手数料で投資したお金を割る可能性があるというデメリットを持っています。
でも証券会社経由で口座が管理できるので、万が一運用会社が倒産しても、投資したお金は守られます!なので、資産が0になるという大きなリスクがないので、極端なリスクを取りたくない人に向いている資産運用だと言えます。
運用会社や証券会社によって固定の手数料が大きく変わってくるので、なるべく固定手数料が低いものを選ぶことも資産運用をする上で大切なことになります。手間をかけてでもきちんと調べて比較しましょう。
攻めの運用をしたい場合はヘッジファンドへ、守りの運用をしたい場合は投資信託がおすすめです。
ロボアドバイザー
最低投資額 | 平均1万円~ 案件によって異なる |
利回り | ![]() 0.1~10% |
リスク | ![]() やや低 |
手間 | ![]() かからない |
おすすめ度 | ![]() 4.3点 |
ただ、守りのポートフォリオになると、手数料で年間マイナス1万円の赤字になる可能性があります。
ロボアドバイザーの仕組み
ロボアドバイザー(通称ロボアド)とは、投資家の代わりにAI(人工知能)が資産運用をしてくれるというサービスです。
ロボアドから出されるいくつかの質問に答えるだけで、投資家の性格や投資志向に合わせて最適な運用をしてくれる仕組みになっています。
ロボアドバイザーの特徴
- 資産運用の知識がなくてもできる
- 性格に合わせた運用をしてくれるのでストレスになりにくい
- ハイリターンは見込めない
- 手数料が高い
ロボアドは、知識も手間もいらず、ストレスフリーな資産運用ができるのがメリットですね。
攻め気味の運用をすれば、年利10%程が狙えます。
ただ、ポートフォリオの組み方によっては、手数料が投資額の1%なので「手数料による元本割れ」に注意する必要があります。
例えば、守りの性格と判断されると金利0.05%の国債がメインのポートフォリオが組まれます。そんな運用率で1%の手数料を支払ったら、手数料で元本割れしますよね。
なので、質問に回答するときは攻め気味な回答をし、予定利回りが日本のインフレ率を上回る2%以上を越えるポートフォリオを組むようにしましょう!
また、節税対策でNISAやiDeCoが使えるロボアドもありますので、よく比較してみましょう。
IPO株投資
最低投資額 | 10万円前後~ |
利回り | ![]() 10%前後 |
リスク | ![]() 低 |
手間 | ![]() 少しかかる |
おすすめ度 | ![]() 4.2点 |
IPO株投資の仕組み
IPO株投資は、上場する前に株を手に入れて、上場日に売るという仕組みです。安い価格で株が手に入るので、利益が得やすい投資方法だと言えます。ただ、誰でも買えるわけではなく、証券会社の抽選に当選した人のみが買える仕組みになっています。
※IPOとはInitial Public Offeringの略で、日本では「新規株式公開」や「新規上場株式」を意味します。
IPO株投資の特徴
- かなりの高確率で値上がりする
- 専門知識がなくてもできる
- 当選率が低い
- 安定的・定期的な資産運用には向いていない
一般的な株式投資と違い、専門的な知識がなくても利益が出やすいのがIPO株の特徴です。
実際、どれくらい勝ちやすいのかというと、2018年は90社がIPOして、初値が公開価格より上回ったのが80社あります。つまり勝率は88.9%です!
ちなみに、2017年も90社が上場し82社に利益が出たので、勝率91.1%。2016年は勝率80.7%、2015年は勝率89.1%となっています。参考までに2018年12月のIPO結果を載せますので、気になれば見てみてください!
<証券コード> 銘柄名 |
上場日 | 公募価格 | 初値 | 騰落率 |
---|---|---|---|---|
<7044> ピアラ |
12/11 | 2550 | 5030 | 97.25% (1.97倍) |
<7043> アルー |
12/11 | 1370 | 2010 | 46.72% (1.47倍) |
<4423> アルテリア・ネットワークス |
12/12 | 1250 | 1190 | -4.80% (0.95倍) |
<7670> オーウエル |
12/13 | 750 | 855 | 14.00% (1.14倍) |
<1449> FUJIジャパン |
12/13 | 740 | 907 | 22.57% (1.23倍) |
<7045> ツクイスタッフ |
12/17 | 2630 | 4030 | 53.23% (1.53倍) |
<2970> グッドライフカンパニー |
12/17 | 1600 | 1951 | 21.94% (1.22倍) |
<7046> テクノスデータサイエンス・ エンジニアリング |
12/18 | 3200 | 6350 | 98.44% (1.98倍) |
<1450> 田中建設工業 |
12/18 | 2400 | 2570 | 7.08% (1.07倍) |
<9434> ソフトバンク |
12/19 | 1500 | 1463 | -2.47% (0.98倍) |
<4425> kudan |
12/19 | 3720 | 14000 | 276.34% (3.76倍) |
<7671> AmidAホールディングス |
12/20 | 1460 | 1552 | 6.30% (1.06倍) |
<4424> Amazia |
12/20 | 1320 | 1756 | 33.03% (1.33倍) |
<7047> ポート |
12/21 | 1480 | 930 | -37.16% (0.63倍) |
<7037> テノ・ホールディングス |
12/21 | 1920 | 2400 | 25.00% (1.25倍) |
<6232> 自律制御システム研究所 |
12/21 | 3400 | 2830 | -16.76% (0.83倍) |
<4427> Edulab |
12/21 | 3200 | 3270 | 2.19% (1.02倍) |
<7048> ベルトラ |
12/25 | 384 | 514 | 33.85% (1.34倍) |
<4428> リンク |
12/25 | 3580 | 7620 | 112.85% (2.13倍) |
IPOの結果自体は華々しいものですが、一般的なIPOの当選確率は1%~2%ほどです。つまり100人のうち1人か2人しか当たりません。上記でお伝えした通り、IPO株は低リスクでハイリターンが期待できることから、とても人気があるので仕方がないですね。
そのため、IPO株だけで安定的な資産運用をすることはできません。
でも、当たればかなりの利益が見込めるので、お小遣いかせぎとして投資する分にはおすすめです。
また、根本的に当選確率を上げたいのであれば、証券会社のIFA(Independent Financial Advisorの略で、独立系ファイナンシャル・アドバイザーのこと)に担当についてもらうことをおすすめします。
ただ、IFAに担当になってもらうには最低1000万円の現金が必要になります。条件は証券会社によって異なるので、気になれば調べてみてください!
つみたてNISA
最低投資額 | 100円~(年間40万円が上限) |
利回り | ![]() 6%前後 |
リスク | ![]() 低 |
手間 | ![]() かからない |
おすすめ度 | ![]() 4.1点 |
つみたてNISAの仕組み
つみたてNISAは、金融庁に届け出がされている一定の条件を満たしている投資信託とETF(上場投資信託)で運用をします。
また、年間40万円を上限に、最長20年間収益が非課税になる仕組みになっています。つまり、最大800万円が非課税で運用できるのです。
積立なので基本は長期運用を前提としていますが、いつでも売却することが可能です。売却や解約時には特に手数料がかかりません。
つみたてNISAの特徴
- 年間最大40万円、20年間非課税で運用できる
- 金融庁が指定している投資信託とETFなので固い運用ができる
- 売却や解約に手数料がかからない(信託報酬はあるが低水準)
- NISAと併用できない
- 損益通算できない
つみたてNISAは堅い資産運用ができることと、年間最大40万円・最長20年間非課税で運用できるのが特徴です。つまりMAXで800万円分非課税で運用できることになります。
まず、年間40万円までなので月最高33,333円の積立が可能です。普通の投資信託でこの金額で積立をしているなら、つみたてNISAに切り替えることが賢明でしょう。金融庁お墨付きの投資信託しかないので商品選びに困ることもないと思います。
また、iDecoと違い、途中解約や売却ができるのも魅力です。30万円積立てたうちの15万円だけ売却するということも可能です。ただ、その時は元本割れをしていないタイミングを狙わないと損をします。
ただ、今現在NISAをしている場合は、2つを併用することができません。なので、メリットが多いほうを選ぶ必要があります。
そして、大きく負けてしまった場合、損益通算ができないというデメリットがあります。これは、マイナスを出してしまった時に確定申告で控除して税金を抑えるという方法です。
でも、つみたてNISAの商品は非常に堅いものが多いので大きなマイナスを出す心配はあまりしなくても良いでしょう。
ただ、NISAは選べる商品が多く上限も年間120万円なので、大きく稼ぎたい場合はNISA継続をおすすめします。
都内ワンルームマンション投資
最低投資額 | 0円~物件代金の1割程度 ※融資を組む場合。価格は物件による |
利回り | ![]() 4~8% |
リスク | ![]() 低 |
手間 | ![]() かからない |
おすすめ度 | ![]() 4.4点 |
ただ、悪い条件の物件を買ってしまうと、完済前は年間36万円ほどのマイナス、完済後も入居付けが厳しい場合は、家賃収入が入らず管理費を払い続けることになってしまいます。
都内ワンルームマンション投資の仕組み
東京都内のワンルームマンションをローンで購入し、返済を家賃収入にしてもらい、完済後は家賃収入を得るという仕組みです。
ローンを組んで購入することをネガティブに捉えられがちですが、他人資本で資産が築けるという、実は画期的?な仕組みなんです。
マンション購入後は管理会社にお任せをするのでほぼ手間が掛からず、ほったらかしでリターンを得ることができます。
都内ワンルームマンション投資の特徴
- 安定した家賃収入が見込める
- インフレに強い
- 節税ができる
- 将来的には相続税対策ができる
- 悪徳業者から買うと収入が見込めないどころかマイナスになる
- 現金化に時間がかかる
都内ワンルームマンションの特徴でありメリットは「安定した家賃収入が入る」「インフレに強い」という点です。
まず安定した家賃収入が入るという点ですが、都内のワンルームマンションの平均稼働率は95%と言われています。良い管理会社にお任せすると98%まで跳ね上がります。そのため、立地の良いマンションを買えば、まず空室が出ることがありません。
また、なぜ都内ワンルームなのかというと、確実に都内に単身者が増加しており、需要がこれからも見込めるからです。逆に、立地が良くてもファミリー向けで部屋が広すぎたりすると、なかなか決まらないというリスクがあります。
次にインフレに強いという点です。これは数ある投資商品の中で、唯一不動産だけがインフレに対応しています。なぜなら不動産は「物」だからです。そのため、インフレで物の値段が上がれば、必然的に家賃も上がっていきます。また、売る場合もしかりです。
ただ、悪徳業者から物件を買ってしまうと話が変わってきます。こちらも、良い業者から買わないと、家賃が見込めないどころか、借金だけが残ってしまうので注意が必要です。
経費項目 | 内容 |
---|---|
各種税金 | 固定資産税、都市計画税、不動産取得税、登録免許税、収入印紙 |
借入金の利息 | 借入金の利息分のみ経費計上可能。金額はローン返済表で確認。 ※ローンの融資を受けた年の手数料も経費になる |
損害保険料 | 火災保険、地震保険、賃貸住宅費用補償保険 ※当年度分のみ計上可 |
修繕費 | クロスの張替、外壁塗替、畳の取替、エアコンの取替、キッチンなど設備の破損修理など |
管理費 | 建物管理会社への管理費、賃貸管理代行手数料 |
広告宣伝費 | 入居促進のため、入居を決めた管理会社や仲介店に対して支払う手数料 |
税理士・弁護士への報酬 | 必要に応じて |
交通費 | 運賃、ガソリン代、駐車場代等 ※不動産会社、管理会社、税理士と不動産にまつわる打ち合わせや物件の確認時に利用したもの |
新聞図書費 | 不動産や税金に関する書籍や新聞の購入費 |
会議費、接待交際費 | 飲食費 ※不動産会社、管理会社、税理士と不動産にまつわる打ち合わせや物件の確認時に利用したもの |
消耗品費 | 確定申告をするために使ったパソコン、プリンター、物件撮影するためのデジカメ等 |
建物の減価償却費 | 建物のみに適応。物件価格、築年数による ke!san | 相続税 | 不動産評価額の1/3程度になる |
現在私は、都内に3部屋持っています。空室になったこともなく、金利交渉もしたため、すでに家賃がプラスで入ってきています。物件の良し悪しですべてが決まるので、業者選びは慎重に行ってください。
iDeCo(個人型確定拠出年金)
最低投資額 | 5000円~ |
利回り | ![]() 4%前後 |
リスク | ![]() 低 |
手間 | ![]() かからない |
おすすめ度 | ![]() 3.9点 |
仮に30歳から毎月1万円を積み立てると30年間で360万円が積み立てられます。アクティブ運用(5%)であれば470万円のリターンが見込めます。
iDeCo(個人型確定拠出年金)の仕組み
iDecoは60歳までに毎月一定の金額を積み立て、そのお金を投資信託や保険などの金融商品で運用する仕組みです。60歳になると、積立てたお金+運用益が受け取れます。
一気に受け取ることも可能ですし、分割で引き出すこともできるので、自分に合った方法で出金できます。
また、iDeCoで積み立てた掛金は全額が所得控除の対象です。なので「所得税」と「住民税」が軽減される仕組みにもなっています。
iDeCoの特徴
- 節税できる
- 強制的に積立ができる
- 積立額に上限があるので、大きな金額の運用ができない
- 原則60歳まで受け取ることができない
iDeCoのメリットは、節税ができることです。金融商品で節税することができるのはiDeCoとNISA(つみたてNISA)を利用した場合のみです。節税もお金を増やす大事なポイントですよね。
仮にサラリーマンで30歳から月1万円の積立をしたとしましょう。年間12万円の掛金が全額控除対象になり、36000円の節税ができます。これを30年後の60歳まで続けるわけなので、トータルで108万円も節税できる計算になります。
iDeCoは強制的に積み立てができ、60歳まで下ろせないのも魅力です。老後のことが心配なのに、お金の管理に自信がない人は是非はじめましょう。
ロボアドと同じで、iDeCoのポートフォリオも攻め気味に運用したほうがいいです。でないと、今政府が進めている毎年2%のインフレに対抗できなくなるからです。年利5%程のポートフォリオで運用しましょう。
変額保険
最低投資額 | 積み立て |
利回り | ![]() 3%前後 |
リスク | ![]() 低 |
手間 | ![]() かからない |
おすすめ度 | ![]() 3.8点 |
これを例えば年3%の運用成績で複利運用をしたと想定すると約2200万円になっている予定です。なので、+940万円になっているはずです!
変額保険の仕組み
変額保険とは、払い込んだお金(積立・一括)を主に株式や債券で運用します。その運用実績により、将来的に受け取る額が決まるという仕組みです。
そして、死亡保険金に関して最低額が保証されているため、マイナス運用になってもダメージを受けにくい仕組みになっています。
変額保険の特徴
- マイナス運用になっても、死亡保険金額が保証されている
- 運用実績がよいと受け取れる保険金額が増える
- 普通の終身保険より割安
- 所得控除で節税になる
- 受け取れる金額が予想しにくい
- 途中解約すると、元本割れする
変額保険は、元本保証がされている投資信託のような特徴を持っています。というのも、死亡保険金額が保証されるからです。具体例を交えてお伝えしますね。
例えば、投資信託で1000万円を運用し、200万円マイナスになったら手残りは800万円になってしまいますよね。一方、変額保険であれば「基本保険金額1000万円」で契約していれば、運用で200万円マイナスが出ても1000万円が保証されるのです。
もちろんプラス運用されていればその分は入ってくるので、攻めの運用をした方がメリットが大きくなりますね。
ただ、この保証は契約者が死亡した場合と、余命6ヶ月の宣告をされた時(リビングニーズ特約を付けている場合)のみに適用されます。
なので、仮に投資信託でお金を運用し、家族に遺産を残してあげようと考えている場合は、変額保険を契約したほうが元本割れの心配もなくおすすめです。
ただ、途中解約してしまうと元本割れをしてしまうので、その点は注意が必要です。また、年金型や有期で受取る場合は、運用通りの金額になるので注意してください。
ただ、今現在、普通の終身保険に入っているのであれば、死亡保険金額があり、プラス運用になる可能性がある変額終身保険に加入することをおすすめします。保険料も割安ですしメリットが大きいと思います。
J-REIT(不動産投資信託)
最低投資額 | 5万円~ |
利回り | ![]() 4%前後 |
リスク | ![]() 中 |
手間 | ![]() 少しかかる |
おすすめ度 | ![]() 3.7点 |
J-REIT(不動産投資信託)の仕組み
J-REITは、投資信託の不動産版だと思ってください。不特定多数の投資家からお金を集め、オフィスビル・商業施設・マンションといった不動産を複数購入し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する仕組みになっています。
J-REIT(不動産投資信託)の特徴
- 少額から投資ができる
- 不動産投資特有の管理などが不要
- 複数の不動産に分散投資できる
- 分配の配当率が高い
- 価値が下がると元本割れする可能性がある
J-REITは少額から投資ができ、複数の物件に分散投資ができるのが特徴です。不動産投資特有の管理や直接的な人的トラブルが発生しないのが魅力ですね。
ただ、自然災害などにより、物件の賃料や価値が下がってしまい、配当が減ることもあります。これが自分名義の物件だと大変な損失になりますが、多少の損切で事なきを得ることができます。
私は、資産運用し始めたころはJ-REITを利用していましたが、自分で不動産を持つようになってからは撤退しました。立地マーケティング等勉強になることも多いので、不動産投資の練習として活用することをおすすめします。
ETF(上場投資信託)
最低投資額 | 1万円~ |
利回り | ![]() 1~4% |
リスク | ![]() やや低 |
手間 | ![]() 少しかかる |
おすすめ度 | ![]() 3.6点 |
ETF(上場投資信託)の仕組み
ETFというのはExchange Traded Fundの略称で、直訳すると「取引所で取引される投資信託」となります。
もう少しかみ砕いて仕組みを説明すると、ETFは100種類の株に分散投資されたものが、1つの株としてまとまっているイメージです。その分散投資先は上場株に限られているので堅い運用になります。
また、1日1回しか取引ができない投資信託とは異なり、株のようにいつでも売買できる仕組みになっています。
そして、運用方法としては株価指数(日経225、TOPIX)に連動しています。なのでイメージとしては投資信託のインデックス型のような感じで、大きく下がることも上がることもない固い運用をしています。
ETF(上場投資信託)の特徴
- 少額で投資ができる
- 株と投資信託のいいとこどり
- 投資信託より信託報酬が安い
- こまめに売買すると売買手数料がかさむ
- ハイリターンにはならない
ETFの特徴は、株と投資信託の良いとこどりをしている点でしょう。
仕組みでもお伝えしましたが、投資信託が1つの株として存在しているイメージです。その分散投資先は上場企業に限られているので、相当固い運用になります。そして、1口1万円程度から購入できるので、ハードルが低く資産運用初心者にも向いていますね。
また、信託報酬が投資信託に比べて安いのもメリットです。なので、投資を始めたらほったらかしにしておいたほうがメリットが活かせます。
逆に、こまめに売買をしてしまうと売買手数料が毎回かかってきます。つまり、せっかく信託報酬が抑えられても売買手数料が上回ってしまったらデメリットになってしまうので注意が必要です。
しかし、ETFの平均利回りは1.89%と今回紹介している資産運用の中では低めです。成績がよくても4%ほどです。なので、固めの運用をしたい場合におすすめの資産運用になります。
しかし、とっても固い運用先になるので、投資初心者やほったらかし運用をしたい場合にはおすすめです。
社債
最低投資額 | 100万円~ |
利回り | ![]() 0.5~4%前後 |
リスク | ![]() やや低 |
手間 | ![]() かからない |
おすすめ度 | ![]() 3.5点 |
社債の仕組み
社債とは「企業にお金を貸すこと」です。決められた償還期限が来ると、貸したお金は利息付きで戻ってくることが約束されるという仕組みです。
社債の特徴
- 会社が倒産しない限り、元本と利息が保証される
- 低リスクな割に利回りが高い
- 条件が良い社債がなかなか手に入らない
- 最低投資額が高額なことが多い
社債の特徴は、借用金額・返済日・支払われる利息があらかじめ提示されているので、会社さえ倒産しなければかなりの低リスクで運用をすることができます。
株式と比べるとわかりやすいのですが、株は株価の変動があったり、配当が約束されません。しかし社債は「借金」なので投資したお金が変わることも利息が変化することがないので、放っておいても何も問題ありません。
ただ、会社が倒産してしまえば当然社債もただの紙切れになってしまいます。でも社債は大企業が募ることが多いので、倒産についてはそこまで深刻にならなくても大丈夫です。
こんなに条件がいい資産運用方法なのですが、なかなか手に入らない、最低投資額が高額になりやすいというデメリットがあります。
人気の社債はあっという間に枠が埋まってしまいますし、空きが出ても最低投資額が1000万円からが多く高額です。なので誰でもできる資産運用とは言えないのでおすすめ度が控えめになっています。
でも、手に入ればとても良い資産運用なので、買えるチャンスがあれば積極的に購入しましょう。
そして、社債は償還期限が3年、5年、10年と長期のことが多いので、すぐに使う可能性があるお金ではなく、余剰資金で運用しましょう。
米国債券
最低投資額 | 1万円~ |
利回り | ![]() 3%前後 |
リスク | ![]() 低 |
手間 | ![]() かからない |
おすすめ度 | ![]() 3.4点 |
米国債券の仕組み
米国債は、米国財務省が資金調達のために発行している国の債務証券です。米国政府が元本と利息の支払いを保証しており、信用度が非常に高いという特徴があります。為替変動の影響は受けるものの、償還まで持てば元本は保証されます。
米国債券の特徴
- 日本国債より利回りが良い
- 信用のある国だったら貸し倒れのリスクが非常に低い
- 元本保証
- 為替変動の影響がある
- 新発債がほとんどない
米国債は3%と利回りも高く元本保証なのが特徴です。アメリカが破綻することなんて、まず考えられないですから、かなり固い資産運用になります。
しかし、今現在(2019年4月時点)は新発債がありません。投資信託に組み込まれているものはありますが、それだと別のリスクや手数料が発生するのでおすすめしません。
太陽光発電
最低投資額 | 1000万円~ (融資可) |
利回り | ![]() 8~10%前後 |
リスク | ![]() やや低 |
手間 | ![]() かかる |
おすすめ度 | ![]() 3.3点 |
太陽光発電の仕組み
太陽光発電は、太陽光パネルを自分が持っている土地や屋根に設置し、電気をつくります。屋根に設置する場合、家で使用する以上の電力がある場合は買い取ってもらえます。
土地で発電する場合は、すべての電力を買い取ってもらえます。
太陽光発電の特徴
- 10年間or20年間安定した収入が確保できる
- 始まれば手離れが良い
- 悪徳業者が存在する
- 故障やパネルの買い替えが発生する
2009年に太陽光の固定価格買取制度が始まり一気に太陽光ブームが広がりましたね。太陽光発電のメリットは、設置をしてしまえば10年間、または20年間はある程度決まった収入が見込める点です。
普通のマンションの賃貸経営でもサブリースや家賃保証はありますが、決まった金額で10年以上も保証してくれることなんてありえないですよね?そのため、固定価格買取制度が適用されている間は何も心配しなくてOKです。
ただ、2019年の11月に10年間の買取制度が終了してしまう投資家が出てきます。買取制度が終わった後、電力会社が買い取ってくれるのか?買い取ってくれるとしてもいくらなのか?などまだ明確なことが決まっていません。
なので、2019年11月の様子を見て、10年以降も続けられる投資かどうか判断したいところです。
私は、付き合いのある業者さんから太陽光の業者さんを紹介してもらったので常にプラス運用になっていますが、悪徳業者から買うとそうもいきません。友人知人などで太陽光に成功している人がいたら、その方から紹介してもらうことをおすすめします。
現在持っている太陽光がありますが、買取制度のその後が決まり次第では、追加で購入するかどうか検討します。
始まってしまえばそこまで手間はかかりません。しかし始めるまではローンを組んだり、業者探しや土地探しなど現地に行かなければいけないことが多いのでおすすめ度を低くしています。
コインパーキング投資
最低投資額 | 200万円~ (融資可) |
利回り | ![]() 3~10%前後 |
リスク | ![]() 中 |
手間 | ![]() かかる |
おすすめ度 | ![]() 3.2点 |
コインパーキング投資の仕組み
コインパーキングの仕組みはご存知ですよね?駐車場を短時間利用する人から〇分/〇円と決まった金額をもらう仕組みです。業者に委託する場合は毎月決まった管理費を支払います。自己管理の場合は機械のメンテナンス費用が毎月かかります。
コインパーキング投資の特徴
- 土地を有効活用できる
- 失敗しても撤退が簡単
- 近隣にコインパーキングがあると価格競争がおこる
- 節税効果が薄い
- 機材メンテナンスが毎月かかる
コインパーキング投資はすでに土地を持っている人の方が始めやすい資産運用になります。また、融資を引けば初期費用0円でスタートすることも可能です。
業者に管理を委託してしまえば、ほぼ手間がかかりません。一方、自営で経営するとなると、管理費は節約できますが、マーケティングや管理が必要になり手間が掛かるのでおすすめしません。
デメリットとしては、近くに同じようなコインパーキングが立ち並んでしまうと、たちまち価格戦争になります。そのため、価格を下げざるをえなくなってしまいますよね…。そのため、立地選びを慎重にしなければいけません。
立地が良くてライバルが存在しない場所というと、かなり条件が限られてしまいます。でも、この条件が満たされれば安定的な収入が入る資産運用になります。
マンションだったら差別化を図れますが、駐車場はそういう訳にはいきません。でも、撤去に時間や費用がかからなかったので、撤退しやすかったです。
また、太陽光同様、始めるまではローンを組んだり、業者探しや土地探しなど現地に行かなければいけないことが多いのでおすすめ度が低くなっています。
ソーシャルレンディング
最低投資額 | 1万円~ |
利回り | ![]() 1~15% |
リスク | ![]() 中 |
手間 | ![]() 少しかかる |
おすすめ度 | ![]() 3.1点 |
短期で高利回り案件が続けば15万円も行けます!ただ、最悪の場合は貸し倒れでマイナス100万円になることもあります。
ソーシャルレンディングの仕組み
ソーシャルレンディングとは「資産運用をしたい投資家」と「お金を必要とする会社」をマッチングするサービスです。
マッチングと言っても、直接お金を貸すわけではなくソーシャルレンディング事業者が間に入ります。その返済される利息が投資家への配当になる仕組みです。
ソーシャルレンディングの特徴
- 案件によって利回りが高い
- 手離れが良い
- 短期間でリターンが得られる
- 融資先が倒産、または事業が失敗すると貸し倒れする
- 情報が不透明なため、稀に詐欺案件がある
ソーシャルレンディングは短期間でハイリターンが得やすい投資です。案件によって期間は異なりますが3ヶ月~2年と短期案件が多く、返済のタイミング(毎月型が多い)に配当を得られるのが特徴です。
お金を貸す会社はソーシャルレンディング事業者が厳しい審査をしているようですが、貸し倒れをするリスクはなくなりません。このサービスが出てきた当初は貸し倒れ件数も1%台だったのですが、ここ数年で貸し倒れ率は上がってきています…。
特に不動産案件は注意が必要です。2018年に起きたスルガ銀行の不正融資問題。ここで融資が受けられなかった不動産案件を肩代わりしているケースが多いからです。
なので、ソーシャルレンディングに出資をする場合は、事業支援系の案件に投資することをおすすめします。
でも、最近ではお金を借りる目的と、実際に使ったものが異なるという事象も起きているようです。これはソーシャルレンディング業者のミスですね…。
こういったことも増えてきていることから、ソーシャルレンディングへの出資はしばらく控えています。
トランクルーム経営
最低投資額 | 300万円~ (融資可) |
利回り | ![]() 10%前後 |
リスク | ![]() 中 |
手間 | ![]() かかる |
おすすめ度 | ![]() 3.0点 |
トランクルーム経営の仕組み
トランクルームは、普段使わない荷物を預けることができる貸スペースです。貸し倉庫を提供し、利用料を受け取る仕組みです。
トランクルーム経営の特徴
- 高利回りなので元本回収までが早い
- 余った土地(市街化調整区域外)を有効活用できる
- 一度決まるとなかなか解約されないので、安定的な収入が入る
- インフレに影響されにくい
- 節税があまりできない
トランクルーム経営は高利回りなため、元本回収までが早いのが特徴です。余った土地を有効活用すれば20%程度の利回りが望めます。土地を購入したり、賃貸した場合でも10%程が見込めます。
トランクルームは普段使わないものを置いておくので、1度契約が決まるとなかなか解約にならないというメリットもあります。人が住むわけでないので、人的トラブルも起きにくく、業者に管理を任せればほぼ手間はかかりません。
ただ、トランクルームは住宅ではないので、固定資産税の減税を受けることができないというデメリットがあります。不動産経営になるのに、この点はおいしくないですね。
でも、余っている土地があったり、立地の悪い場所にマンションを買ってしまい空室対策に困っている場合は、ぜひトランクルーム経営で活用をしましょう。
私は札幌に1棟マンションを持っていますが、1階の日陰になってしまう部屋をトランクルームにしたところ(ドアタイプ4つ、引き戸タイプ10こ)通常の1部屋分の家賃以上が収入として入ってきています。
ただ、始まってしまえばほとんど手間はかかりませんが、スタート前は業者選びやトランクルームの素材選びなど、最初にかかる手間があります。また、ローンを組む場合は銀行に融資をお願いしに行くので金融機関回りなども必要です。
コインランドリー投資
最低投資額 | 1000万円~ (融資を受ける場合は100万円程度) |
利回り | ![]() 5~10% |
リスク | ![]() 中 |
手間 | ![]() とてもかかる |
おすすめ度 | ![]() 2.9点 |
コインランドリー投資の仕組み
コインランドリー投資は、狭い土地などを利用して店舗を作ります。店内に洗濯機や乾燥機などを設置して、その利用料で収益を上げる仕組みです。
コインランドリー投資の特徴
- 狭い土地が活用できる
- 洗濯機の修理代など高額な経費が発生する
- 無人なので管理の質が問われる
コインランドリー投資は、狭い土地を利用できることが特徴です。立地にもよりますが、小さな土地は賃貸でも売買でも格安で手に入る可能性があります。
次に、これはメリットにもデメリットにもなりますが、店舗運営的な側面があるので、いろいろ手を掛けたい性格の人にはとても楽しい資産運用となります。極力手間をかけたくないのであればおすすめしません。
そして、デメリットとしては、洗濯機が壊れてしまった場合、予想以上の修理代や買い直しという出費が発生してしまう点です。買い換えとなってしまうと50万円~200万円が掛かってきますので、保険やリース等をうまく活用して出費を抑えましょう。
この点はほぼほったらかしに近いコインパーキングやトランクルームと大きく違う点です。
なので、お店の経営をしてみたいという志向がある方であれば、とても楽しく資産運用ができるかと思います。ちなみに、私は「手間をかけない資産運用」をモットーにしているので、すぐに手放してしまいました。
国債
最低投資額 | 1万円~ |
利回り | ![]() 0.05%前後 |
リスク | ![]() 低 |
手間 | ![]() かからない |
おすすめ度 | ![]() 2.5点 |
国債の仕組み
国債は、日本(財務省)が資金調達のために投資家からお金を借りることです。政府が元本と利息(0.05%)の支払いを保証しています。
国債の特徴
- 元本割れをしない
- お金がほぼ増えない
- 最初の1年は解約ができない
国債の特徴は、元本割れをしないことです。後ほど紹介する「預金」は万が一銀行が破綻してしまった場合、1000万円までしか保証をしてくれません。一方、国債は全額を保証してくれます。
その点では安心ですが、ただ、金利が0.05%と超微々たる程度しかお金は増えません…。
そして、最初の1年は絶対に解約ができません。1年が経過したのちに解約できますが、解約手数料として2回分の利息(1年分)が引かれるので注意が必要です。
株式投資
最低投資額 | 約10万円~ |
利回り | ![]() 0%~ (大きなマイナスを出す可能性あり) |
リスク | ![]() 高 |
手間 | ![]() とてもかかる |
おすすめ度 | ![]() 2.4点 |
株式投資の仕組み
株式投資は、主に株を安く買って高く売るということで利益を上げる仕組みになっています。利益の中には持ち株の配当もあります。
株式投資の特徴
- 資産を自分の力で増やすことができる
- 思わぬ要因で資産を失う可能性がある
- 労力がかかる
株式投資は、資産運用の中ではかなり代表的な位置づけですね。労力をかければ資産を倍にすることも可能です。
しかし、知識や時間がかなり必要なことからおすすめしません。
若いうちは良いかもしれませんが、家族ができたり、老後同じことができるかと聞かれたら答えはNOだと思いました。資産運用は手間や労力がかからないことがとても大切です。
FX
最低投資額 | 1万円~ |
利回り | ![]() 0%~ (大きなマイナスを出す可能性あり) |
リスク | ![]() 高 |
手間 | ![]() とてもかかる |
おすすめ度 | ![]() 2.4点 |
FXの仕組み
FXは、各国のレートをチェックして、その後のレートが「上がるor下がる」かを予想して取引をします。安く買って高く売ることで利益を得る仕組みです。
FXの特徴
- 株よりもハードルが低く予測しやすい
- レバレッジを使い資産を倍にすることもできる
- 24時間できる
- 資産を失う可能性がある
- 儲けすぎると取引停止になる
FXの特徴は、為替の変動なので、株よりも予想しやすいという特徴があります。そのため、少し勉強すれば結構簡単に利益を出すことが可能です。
ただ、FXで超儲けている人ってあまりいなくないですか?その理由は「勝ちすぎると証券会社から取引停止にされてしまう」という恐ろしい実態があり、あんまりフェアじゃないんです。
もちろん、その領域に達さなくても、株同様に時間と労力がかかるので資産運用としてはおすすめできません。ちなみに、FXは24時間取引可能なので、はまると不眠不休になってしまいます!
最初は理由が分からず困惑しましたが、調べていくうちに理由が分かりました。興味があれば他サイトに詳しく書いてありますので読んでみてください。(→国内FX業者の大半が合法的ノミ行為の悪質詐欺体質!)
不動産投資(中古地方一棟マンション)
最低投資額 | 物件価格の1割程度~ |
利回り | ![]() 5~12% (破産する可能性あり) |
リスク | ![]() 高 |
手間 | ![]() とてもかかる |
おすすめ度 | ![]() 2.0点 |
しかし、修繕積立や固定資産税を考えると使えるお金ではありません。大規模修繕が終わった時点でプラスであれば万歳ですが、それまで耐えしのぐ必要があります…。
不動産投資(中古地方一棟マンション)の仕組み
一棟マンション投資の仕組みは、銀行から融資を受けて物件を購入します。そのため、少しの資金(頭金)で大きな資産を手に入れられる仕組みになっています。
また、銀行によってはフルローンで融資をしてくれることもあります。その場合は、頭金を用意せずに物件を手に入れることができ、また返済以上の家賃収入が見込める仕組みになっています。
不動産投資(中古地方一棟マンション)の特徴
- レバレッジが効いた投資ができる
- 節税ができる
- 空室が出やすい
- 大規模修繕費等、将来的に大きな支出がある
- 節税ができる反面、固定資産税が発生する
一棟マンション投資の特徴は、レバレッジの効いた投資ができることです。家賃収入が返済額を上回ることもあり、プラス収支になることが多いです。
ただ「借入を起こしていること」と「将来大規模修繕がある」ことを忘れてはいけません。プラスになっているからと言って、湯水のように使ってしまうと、固定資産税の支払いや大規模修繕費が支払えなくなることがあるので注意が必要です。
また、地方一棟マンションの場合、よっぽど立地が良くない限り常に空室問題に悩まされることになります。
ここ数年で、長期で家賃保証をしてくれたり、空室対策をしてくれる業者が増えました。一見、素晴らしいサービスのように感じますが、家賃保証や業者の助けが無くなった時、空室は埋まっているのか?というのを客観的に考えなければいけません。
こういった空室対策や節税対策にかかる労力を考えると、一棟マンション投資は資産運用というより、経営者になると言ったほうが良いかもしれません。大きな借金を背負い、満室経営をしていく覚悟がなければ一棟マンション投資はおすすめしません。
でも、中には良い条件の物件(購入価格≦販売価格)もあるので、マンション経営をしてみたい人は、積極的に業者回りや銀行回りを行いましょう。一棟マンション投資はそういった努力が必要です。
外貨預金
最低投資額 | 1万円~ |
利回り | ![]() 0.5~20% |
リスク | ![]() 中 |
手間 | ![]() かからない |
おすすめ度 | ![]() 1.6点 |
外貨預金の仕組み
外貨預金も円預金と仕組みは同じで、預かったお金を企業へ貸し付けたり、投資信託などで運用し収益を得ます。その運用収益の中から利息を支払う仕組みになっています。
円預金との違いとしては、為替変動により、払戻が利息で得る金額よりも高くなる可能性がある点です。ただ、その逆もあるのでリスクと隣り合わせです。
外貨預金の特徴
- 金利で儲かる可能性がある
- 日本のインフレに対応できる
- 預金保険制度が適用されない
- 為替差損で損をする可能性がある
- 手数料で損をする可能性がある
外貨預金は基本的に日本国内より金利が高いので、利息が期待できます。また、為替差異で払戻の時に大きく儲けられることもありますし、損をすることもあります。
日本の預金と大きく異なるのが、円→外貨、外貨→円にするときに、共に手数料がかかるという点です。一見すると外貨預金は「高金利」とメリットが大きく見えますが、結局は銀行の手数料ビジネスなことが多いのです。
ただ、円のインフレ対策にはなるので、為替をコロコロ変えることをしなければ分散先の1つとしては持っていても良いかもしれませんね。
預金
最低投資額 | 1円~ |
利回り | ![]() 0.001%~ |
リスク | ![]() やや高 |
手間 | ![]() かからない |
おすすめ度 | ![]() 1.5点 |
預金の仕組み
預金の利息の仕組みについてお伝えします。銀行は、預かったお金を企業へ貸し付けたり、国債や投資信託などを運用することで収益を得ます。その運用収益の中から利息を支払う仕組みになっています。
預金の特徴
- 特になし
- 利息が低い
- 振込手数料やコンビニのATM利用であっという間に元本割れする
- 銀行が倒産してしまったら1000万円までしか保証されない
現状のメガバンクの金利の低さはわざわざ説明するまでもないですね。よく「銀行預金をしていれば元本割れはしない」と思っている人がいますが、それは違います。
振込手数料やコンビニで自分のお金をおろすだけで、ガンガン元本割れしています。なぜなら仮に100万円預金していて、年間でもらえる利息は9円(金利0.001%の場合)。それに対し振込手数料は216円なので1回の振り込みで元本割れ確定です。
お給料が入ってきたり、カードの引き落としがあったり日々預金額が変わるので気が付きにくいですが、ちゃんと理解しておいたほうがいいですね。
また、1000万円以上預金をしていて万が一銀行が倒産してしまったら、保護されるのは1000万円までで、それ以上は返ってこない可能性があるんです。
もちろん、カードの引き落としや給与の振り込みのために銀行口座は必要です。しかし、預金が安心・安全と思っているのであれば、それは考え直したほうが良いかもしれません…。
しかし、メガバンクも預金が2億円を超えれば「プライベートバンキング」というローリスク・ミドル~ハイリターンな金融商品を案内してくれるサービスがあります。
なので、2億円以上のお金があるのであれば、メガバンクの預金も運用先の1つとしておすすめです。ただ、それ以外の場合にはおすすめしません!
商品先物取引
最低投資額 | 1万円~ |
利回り | ![]() 5%前後 |
リスク | ![]() 高 |
手間 | ![]() とてもかかる |
おすすめ度 | ![]() 1.4点 |
商品先物取引の仕組み
商品先物取引は、商品を安く仕入れて高く売ることで利益を得る仕組みです。
商品先物取引の特徴
- 証拠金制度があり手持ちのお金がなくても始められる
- ハイリターンが期待できる
- 期限がある
- 大きな損失をする可能性がある
- ハイリスク
商品先物取引は、ハイリターンが狙えたり、レバレッジを効かせた運用ができるので一見魅力的に感じます。その反面、リスクがとても大きいのでおすすめはしません。
まず証拠金制度ですが、購入したい金額の1~2%のお金を支払えば購入ができます。頭金を入れて予約するようなイメージです。証拠金制度のおかげで、お金がなくても気軽に始められるイメージを抱くかもしれません。
しかし、マイナスになってしまったら、当然その分は支払う必要があります。口座に預けているお金以上のマイナスが出ると取引自体ができなくなります。仮にここに大金を入れてると思うと、怖くて仕方がありません。
さらに、おすすめしない理由としては期限があるという点です。期限が来たら、希望の金額まで値段が上がらなかったり、マイナスになっても売らなければいけません。なので、ギャンブル的要素が高い資産運用だと位置づけています。
また、商品先物取引は、詐欺も多いのが実情です。金、原油、ガソリン、灯油、トウモロコシ、大豆など王道以外のものはリスクが非常に高いので、どこから来た話なのか等慎重に調べましょう。
新築シェアハウス
最低投資額 | 物件価格の1割程度~ |
利回り | ![]() 4%前後 |
リスク | ![]() 高 |
手間 | ![]() とてもかかる |
おすすめ度 | ![]() 1.2点 |
新築シェアハウスの仕組み
シェアハウスは、入居者たちが共同利用できるスペースや設備がある賃貸物件のことです。
トイレ・風呂・キッチン・リビングなどの共有スペースがあるため、各部屋の面積を狭く設計することが可能です。そして、通常のマンションやアパートよりも部屋数を多くできるので、入居者数が増やせます。
ただ、その分家賃単価は低くなりますが、人数が多いので家賃収入の全体額をあげることが可能な仕組みになっています。
新築シェアハウスの特徴
- 通常のマンション・アパートよりも建築費用・修繕費用が削減できる
- 退去者が出ても大きな痛手にならない・原状回復費がかからない
- 普通のマンションやアパートに変換できない
- 立地・マーケティングを間違えると空室率が上がる
- 供給過多気味
シェアハウスの特徴は、建築費用がおさえられたり、入居者が多く入れるという特徴があります。また、共有スペースが充実している物件は、地方から上京してきた若者にとても人気があり、空室待ちという現象も起きています。
しかし、この流行に乗り、軒並みシェアハウスが建ち、現在は供給過多だと言われています。マーケティングを見誤ると建築費用は抑えられたものの、入居者が決まらないという本末転倒な結果になってしまいます。
なので、これから新たにシェアハウスを作ろう!というのはおすすめできません。
2018年に発覚したかぼちゃの馬車事件は記憶に新しいと思います。あの物件の特徴は、シェアハウスの良さが全くないただ人を詰め込む設計になっていました。その割に家賃が高いという、入居者に全くメリットのない物件だったのです。
これから新築で建てることはおすすめしませんが、中古物件(満室状態)を買うのはありだと思います。もちろん、検討する際は謄本にスマートデイズ(かぼちゃの馬車の会社)がないことを確認してくださいね!
仮想通貨
最低投資額 | 1万円~ |
利回り | ![]() 0%~ (大きなマイナスを出す可能性あり) |
リスク | ![]() 高 |
手間 | ![]() とてもかかる |
おすすめ度 | ![]() 0.2点 |
仮想通貨の仕組み
仮想通貨とは、インターネット上でならどこでも誰でも使える通貨のことです。価値が上がりそうな無名の仮想通貨を安く買い、高くなったところで売るという仕組みです。
仮想通貨の特徴
- 一攫千金、億万長者になれる可能性がある
- 値動きのアルゴリズムが分かっていないので大損する可能性がある
- 簡単に発行できるので詐欺通貨や詐欺案件が多い
- セキュリティーが甘いと盗まれる可能性がある
仮想通貨の特徴は、今現在デメリットが多すぎるという点です。
ここ数年で「億り人」なる人が仮想通貨でたくさん誕生しましたが、ほとんどギャンブルとして投資したという人が大半なのです。
ここまで紹介してきた資産運用方法は、ある程度値動きや価格変動が読めるものばかりを紹介してきました。しかし、仮想通貨は値動きのアルゴリズムがまだ明確でないため、予想がほぼできません。
そして、誰でも発行できてしまうことから詐欺案件が多いですし、他の資産運用ではありえない「盗まれる」という事象も起きています。
こういった点から、私は仮想通貨をおすすめしません。
宝くじ感覚で当たればラッキー!くらいなスタンスであればいいですが、資産運用としては向いていません。
26種類の資産運用先を公開!特徴を比較しておすすめ度順に並べました!まとめ
今回のブログでは私が実際に投資してきた資産運用の種類について書きました。ハイリターンなものもあれば、リスクしかないものもあるということが分かったと思います。
どんな資産運用をするときも必ずリスクがあります。なので、リスクが明確でリスクヘッジができるものを選ぶようにしてくださいね!
そして、良い資産運用先を見つけたからと言って、それ一本だけに資産を投入するのもハイリスクです。なので、上手に分散投資(3~5種類)することをおすすめします。
予算別のおすすめ資産運用先についても記事を書いていますので、よろしければこちらもご参考にしてみてください!