外貨預金は損!おすすめしない3つの理由と予算別の投資先を紹介!

外貨預金に興味があるけどどの通貨を選べばいいかわからない…

日本円だけだと将来的に不安で、銀行で外貨預金をおすすめされたけど本当に良いのだろうか…

このようなことでお悩みではないでしょうか?

外貨を使っての資産運用は非常に魅力的なのですが、よくわからずに「外貨預金」に手を出すと損する可能性が高いという事実があります!

私は18年にわたって30種類以上の投資をしてきましたが「外貨預金」という金融商品は基本的にはおすすめできません。

おすすめしない3つの理由や、じゃあほかにどういった選択肢があるのか?をお伝えしたいと思いますので、参考にしてもらえると嬉しいです。

  • 松井の資産運用ブログの執筆者
    松井一樹
    メーカーの開発職勤務の30代サラリーマン投資家です。2021年7月現在、投資運用総額3.2億円(ローンは除く)を超え、毎月の配当は300万円を超えるようになりました。また、ブログ以外にも書籍を3冊出版中。コロナが落ち着いてから4冊目も出版予定です。徹底的にリサーチして、コツコツと堅実に資産を増やすのが得意です。
    経歴
    投資歴19年、資産運用数30種類以上

外貨預金はおすすめしない!3つのメリットと3つの大きなデメリットを解説

結論としては外貨預金はおすすめしないのですが、もちろんメリットも存在します。メリットがなければ誰もやらないですよね。

なのでデメリットを詳しく説明する前に、まずメリットについて触れておきます。

外貨預金の3つのメリット

外貨預金のメリットは大まかにわけると3つあります。

外貨預金の3つのメリット
  • 外貨預金のメリット①:金利で儲かる可能性がある
  • 外貨預金のメリット②:為替差益で儲かる可能性がある
  • 外貨預金のメリット③:日本円のインフレリスクに対応できる

それぞれ少しだけ補足しておきますね。

外貨預金のメリット①:金利で儲かる可能性がある

外貨預金を始めようと思うきっかけは、①か②だと思います。

まず金利について、普通預金だと一般的な銀行で年利が0.001%、定期預金で0.01%です。

それがどれくらいかというと、100万円普通預金していると1年後に10円増えています。10円…時間外にATM1回使うと消し飛んでしまいますよね…

これが外貨預金だと、ドルの外貨普通預金で年利0.2%なので普通預金の200倍。トルコリラの1年定期預金で年利14%なので普通預金の14000倍!といった金利が得られます。

外貨預金のメリット②:為替差益で儲かる可能性がある

金利と別に、外貨預金は為替差益で儲かることがあります。

例えば2012年に80万円で1万ドルを預けていたとします。金利は一旦無視して、そのまま1万ドルを2019年に110万円で日本円にしました。すると110-80=30万円の儲けがでますよね。これを為替差益と言います。

外貨預金のメリット③:日本円のインフレリスクに対応できる

そして3つ目のメリットはインフレリスクへの対応です。

ご存知かと思いますがインフレとは「モノやサービスの価値が上がって現金の価値が下がること」です。

例えば昔は80円で買えていた自販機のジュースが120円になっているのもインフレの影響が大きいですね。

日本は年2%のインフレ目標があり、仮に2%ずつ30年たつと1.8倍になります。今1万円で買えるものが1.8万円必要になるということです。

基本的にはそのときの収入は連動するので大丈夫かもしれませんが、いまの預金は額面上変わらないので実質的に損することになります。

そういったリスクを避けるために、外貨に変えておくことが選択肢のひとつにあります。ほかには不動産を買ったり金などのモノに変えておくことも有効です。

メリットを聞くと、なんとなく良い気がしてきますよね?

でも実際のところは以下のような大きなデメリットが3つあるので、外貨預金を始める前にチェックしておきましょう。

外貨預金の3つの大きなデメリット

ここまでメリットをお伝えしましたが、これからお伝えするデメリットが大きいので、注意深く読んでみてください。

外貨預金の3つの大きなデメリット
  • 外貨預金のデメリット①:為替コスト(手数料)で損をする可能性がある
  • 外貨預金のデメリット②:為替差損で損をする可能性がある
  • 外貨預金のデメリット③:ペイオフの対象外

外貨預金のデメリット①:為替コスト(手数料)で損をする可能性がある

まず1つ目が為替コストです。これは何かというと、外貨預金を銀行などの金融機関で行うときに発生する手数料です。

海外旅行で両替するのをイメージしてもらうとわかりやすいですが、円→外貨と外貨→円でレートが違いますよね。それと同じで、外貨預金も預け入れのレート(TTS)と払い戻しのレート(TTB)が違って、その差が為替コストです。

為替コストについて図にするとこうなります。

もっとイメージしやすいように、少し具体例を出してみましょう。

2019年4月5日11:55に、持っている100万円をドルで外貨預金して、1年後に円に戻します。簡単にするために基準レートは変わってないものとしますね。

A. 三菱UFJ銀行の窓口で実施した場合

TTS: 1ドル=112.81円 TTB: 1ドル=110.81円
預け入れ:100万円÷112.81=8864.46ドル
払い戻し:8864.46ドル×110.81=98万2271円

為替コストは片道1円なので、レートに変動がないと1.8万円のマイナスですね。

実際には1年預け入れた場合は金利がつきます。1番金利の高い1年定期預金にした場合には0.55%の金利と金利に対する源泉分離課税20.315%を差し引いて、98万6576円の払い戻しです。それでも1万円以上減ってしまってますね…

B. 住信SBIネット銀行のネットバンキングで実施した場合

TTS: 1ドル=111.85円 TTB: 1ドル=111.77円
預け入れ:100万円÷111.85=8940.55ドル
払い戻し:8940.55ドル×111.77=99万9285円

為替コストは片道4銭なので、この場合は700円ほどのマイナスです。

ただ金利がついた場合は、住信SBIネット銀行だと1年定期で2.2%の金利がつくので、税を差し引いても101万6803円になります。年利1.68%で運用できたことになりますね。

このように、為替コスト(手数料)は運用成績にかなり影響します。1円だから大したことない、と思っていると痛手を負うので注意しましょう。

銀行によってはキャンペーンで「預け入れ時の為替コスト0円!」といったことをやっていたりします。よくよく中身を見てみると、払い戻しの為替コストに転嫁されていたり金利が低くなっていたりします。トータルで考えるように意識してくださいね。

外貨預金のデメリット②:為替差損で損をする可能性がある

2つ目のデメリットは、為替差損で損する可能性があることです。これはメリットであげた為替差益で儲かる可能性があることの裏返しです。

例えば2017年2月、1ドル=115円で100万円をドル建てで預けて、2018年2月に1ドル=110円で払い戻ししたとします。すると95.6万円になるので、4.4万円損しますよね。これが為替差損です。

得になるか損になるかを図でわかりやすくお伝えします。

図の青帯と赤帯はそれぞれ1年で切り取っています。同じように1年で切り取ったときに、青帯の期間でドル建て預金をすれば儲かります。でも赤帯の期間でドル建て預金をすれば損をします。

じゃあ今から1年後は、円安か円高どっちにいっているでしょうか?

これはプロでも見解がわかれます。円安になっていれば儲かるし、円高なら損をするし、変わってなければ上でシミュレーションしたように金利と手数料によって左右されますよね。

特に高金利の通貨(トルコリラや南アランドなど)は、金利が10%を超えていることもありますが、為替で30%マイナスになるなんてこともあります。金利だけに惹かれて外貨預金するとものすごい損をすることがあります。

さらに外貨預金は、基本的に円安のときのみ儲かる一方通行です。「預金」という名前はついていますが、実際には購入する通貨の価値が高くなることに賭けたギャンブルのようなものです。

外貨預金のデメリット③:ペイオフの対象外

そして3つ目のデメリットは、外貨預金はペイオフの対象外であることです。

ペイオフとはなんでしょう?ペイオフというのは、1000万円までの預金保険制度のことです。もし預金している銀行が破綻しても、元本の1000万円とその利息までは守られて1000万円を超える分は支払余力によって一部返金されるというものです。

そして外貨預金は、預金という名称なので勘違いしがちですが、このペイオフが適用されません。

メガバンクは潰れにくいですが可能性は0じゃありませんし、地銀やネットバンクはリスクが上がりそうですよね。

実際に少し昔ではありますが2010年には日本振興銀行が債務超過に陥り破綻、ペイオフが発動されて1000万円を超える大口預金のカット率は40%といったことが起きています。

外貨預金だとペイオフ対象外なので、カット率100%ですね…

外貨預金をする通貨の分析や予測のほかに、さらに利用する金融機関の財務分析などもしようと思うと結構大変じゃないでしょうか?

以上のようなことから今後の見通しによっぽどの自信がない限り「外貨預金」をすることはおすすめできないと考えています。

「外貨」で何かしたいならFXのほうがおすすめ!その理由も解説!

「外貨預金」はおすすめしませんが、インフレリスクの回避のために海外資産をもつことは良いと思います。

それでもどうしても外貨を運用したいなら、FXのほうがおすすめです。

FXと聞くと、危ないイメージを持つ方もいるかもしれませんが、それは一攫千金を狙って無茶な使い方をして大損した人がいるというだけです。外貨預金の代替として使うのであればむしろFXのほうが安全です。

また、外貨預金の代替として使うのであれば、常にチャート見て操作するというより基本的にはほったらかしにしておくので、手間もかかりません。

FXは使い方を間違わなければ、外貨預金であげたメリットはすべて受けられます。

もちろん為替差益で儲かることもありますし、ここから円高になるだろうなと思えば、売注文から始めて利益を出すこともできます。

FXのテクニカルなことはここではあまり触れませんが、一方通行の外貨預金と比べると利益を出す方法が増えますし、同じように使うとしても以下の3つの理由からお得になりやすいです。

外貨預金のかわりとしてFXを使うメリット
  1. 為替コストが圧倒的に安い
  2. スワップ金利が受け取れる
  3. 信託保全がある

外貨預金の金利とは少し種類が違いますが、FXでも金利を受け取ることができます。それはスワップ金利と呼ばれ、低金利の通貨で高金利の通貨を買うと、その金利差を受け取ることができるという仕組みです。

円は世界の中でも最も低金利の通貨のため、他の通貨を買うことでスワップ金利はもらう側になります。スワップ金利はFX会社によっても違いがありますが、外貨預金の金利と比べて高いケースが多いです。

また、外貨預金はペイオフの対象外ですが、FXは信託保全があるので万が一のとき資産が守られます。FX会社が万が一破綻してしまってもそれぞれの顧客資産は守られる仕組みです。

このように、FXは外貨預金にあるメリットはほぼそのままあり、さらに信託保全といったメリットがあるのです。

そもそも資産運用したくてお金が増やしたいのであれば、外貨にこだわる理由は特になし!

外貨預金をしようと思ったきっかけは、おそらく何かしらの資産運用をしたいと思ったからですよね。

「外貨」に特別なこだわりがなければ、ほかに高い利回りが期待できてリスクも低い資産運用の方法はたくさんあります。

私自身、17年にわたって25種類以上の投資をしてきました。その中でよかったもの、悪かったもの、今おすすめできるものがあり、記事にまとめています。

資産運用は失敗しないための根本的な考え方は同じですが、運用する金額によっておすすめの運用先はかなり変わってきます。

投資の経験が少なければ是非記事の最初から読んでみてください。

もしもうすでに複数年にわたって投資されているのであれば、記事の前半部分は読み飛ばして後半の投資先ランキングやポートフォリオだけでも参考にしていただければと思います。

外貨預金についてのまとめ

外貨預金はおすすめしません。それはお伝えしてきたように為替コスト、為替差損、ペイオフの対象外の観点からデメリットが大きいからです。

どうしても外貨で何かしたいのであれば、FXを使ってレバレッジを1倍にして外貨預金のような使い方をするほうが良いです。

ただしそもそもとして資産運用がしたいということであれば、予算に見合った資産運用方法があります。

それは私の経験をもとに、各予算ごとにおすすめの方法について記事にしてますので参考にしてみてください。

もし本記事をお読みになって何か気になることがあれば、以下のメールか私のLINEまでお気軽にご連絡くださいね。

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当サイトでは、私が今まで19年に渡って行ってきた様々な投資について書いています。もし「これってどうやって投資したら良いの…?」「本当に投資しても大丈夫…?」などの疑問があれば、何でもご相談いただけたらと思います。

書いている人


松井
30代後半の投資ブロガーです。投資歴は20年弱で、今までにのべ30種類以上の投資を経験してきました。現在はそれなりの配当をもらっています。

このブログでは、私の実際に経験してきた投資体験を知識として残しています。

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老後の2000万円不足問題を皮切りに、ブログに書いてあることをもう少し掘り下げて書いています。


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私の資産運用の土台となってくれている「不動産投資」について書きました。コロナのような有事にも強いのは不動産投資です。


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