ヘッジファンドの顔!世界のヘッジファンドマネージャーランキング

ヘッジファンドのマネージャーはどれくらい稼いでいるんだろう?

長者番付によくのっているヘッジファンドのマネージャーはどうやって儲けているんだろう?

このような疑問を持ったことはありませんか。

預かった資産を運用して大きなリターンを狙うヘッジファンドはお金儲けに関しては圧倒的なプロであり、そんなヘッジファンドの顔ともいえるのがヘッジファンドマネージャーと呼ばれる人たちです。

今回はヘッジファンドマネージャーの中でも上位の天才的な人たちを年収でランキングにしてお伝えします。

さらになぜ大きく稼げるのかといったことや、ヘッジファンドマネージャーのシビアさも紹介もしていきますね。

  • 松井の資産運用ブログの執筆者
    松井一樹
    メーカーの開発職勤務の30代サラリーマン投資家です。2020年10月現在、出資金額は2.5憶円を超え、毎月の配当も300万円を超えました。また、ブログ以外にも書籍を3冊出版中。コロナが落ち着いてから4冊目も出版予定です。徹底的にリサーチして、コツコツと堅実に資産を増やすのが得意です。
    経歴
    投資歴18年、資産運用数30種類以上

世界のTOP5!ヘッジファンドマネージャー年収ランキングを一挙公開!

順位 マネージャー ヘッジファンド 年収
第1位 ジェームズ・シモンズ
(James Simons)
ルネッサンス
(Renaissance)
16億ドル
(1776億円)
第2位 レイ・ダリオ
(Ray Dalio)
ブリッジウォーター
(Bridge Water)
12.6億ドル
(1399億円)
第3位 ケネス・グリフィン
(Ken Griffin)
シタデル
(Citadel)
8.7億ドル
(966億円)
第4位 ジョン・オーバーデック
(John Overdeck)
ツーシグマ
(Two Sigma)
7.7億ドル
(855億円)
第4位
(同率)
デヴィッド・シーゲル
(David Siegel)
ツーシグマ
(Two Sigma)
7.7億ドル
(855億円)

※1ドル=111円で計算

Bloombergのデータをもとに、2018年のヘッジファンドマネージャー年収ランキングを作成したのが上のテーブルです。

すさまじい金額ですよね。秒速で1億円とまではいきませんが、1位のシモンズは約5時間で1億円稼いでいたことになります。時給2000万円ですね!

これだけ稼ぐことができる世界トップクラスのヘッジファンドマネージャーや彼らの運営するヘッジファンドがどんなことをしているのか気になりますよね。

なので彼らについて少し詳しくお伝えします。

ジェームズ・シモンズ(James Simons)

ジェームズ・シモンズはヘッジファンドであるルネッサンス・テクノロジーを1982年に創業しました。ヘッジファンド運用に数学的なアプローチを取り入れた先駆者で、業界では伝説的な存在です。

長者番付も常連で、ヘッジファンドマネージャーとしてはトップの1776億円の報酬を2018年のたった1年で得ています。こんな考え方はしないでしょうけど、毎年20億円使っても90年近く生きられますね。ちなみに総資産は2.3兆円ほどと見られています。

シモンズの経歴はぐうの音も出ないほど優秀で、マサチューセッツ大学工科大学(MIT)で数学の学士を取得後、カリフォルニア大学バークレー校でPhDを23歳のときに取得しています。その後ハーバード大学やMITで数学教授としても活躍するほど数学に卓越しているのです。

彼のヘッジファンドであるルネッサンス・テクノロジーは数学者や物理学者や天文学者を雇って理論を組んで運用していて、経済学者がいないのが特徴です。感情を排除し、システマチックに運用しています。

そんなルネッサンスは570億ドル(6.3兆円)の運用総額があります。運用実績は2008年には年利160%(手数料控除前)を出していて、世界トップクラスのヘッジファンドと言って間違いありません。

レイ・ダリオ(Ray Dalio)

レイ・ダリオも長者番付ではお馴染みで、ブリッジウォーター・アソシエイツというヘッジファンドの創業者です。2018年は1399億円の報酬を得ています。

ブリッジウォーターは運用総額が世界最大で、17.8兆円です。その中にはなんとアメリカ最大の公的年金であるカルパース(カリフォルニア州職員退職年金基金)も含まれています。

ブリッジウォーターはグローバルマクロ運用という投資手法を用いています。簡単にいうと、世界の国単位での経済状況や政治状況を分析して、株や債券や通貨を売買する方法です。

小国の国家予算をしのぐ金額を運用しているにも関わらずリターンはプラスで、2008年のリーマンショックのときも多くのヘッジファンドが資産を減少させる中、+12%の実績を出していたのはさすがですね。

そんなブリッジウォーターを率いるレイ・ダリオの経歴はユニークです。12歳のときにゴルフのキャディをしていてもらったチップの5ドルで株を購入するところから始まります。

聞いたことがある企業で5ドル以下で買える株だったという理由で、ノースイースト航空の株を買い、それが3倍になって株式投資にハマっていったようです。12歳から投資を始めるバイタリティと、それを許してくれる家庭環境も素敵ですよね。

そもそも頭がよく、ロングアイランド大学、ハーバード・ビジネス・スクールを卒業し、メリルリンチで働くといった経歴をもっています。1975年に自宅でブリッジウォーターを創業し、今の世界最大のヘッジファンドを1代で築きました

昔は傲慢なところもありましたが、それが原因で大きく失敗したこともあり、今は謙虚さも兼ね備えて活躍しています。

ケネス・グリフィン (Ken Griffin)

ケネス・グリフィンはトップクラスのヘッジファンドマネージャーの中では若いほうで、最近50歳をむかえました。その若さとは裏腹に、2018年は966億円の報酬を得ています。

グリフィンは18歳のときにハーバードの寮でヘッジファンドを立ち上げていて、彼もまた天才の類ですね。

グリフィンがマネージャーを務めるのはシタデルというヘッジファンドで、前身となるファンドは彼が1990年に創業しています。31歳のときには2000億円以上を運用していて、現在は約3.1兆円の運用総額があります。

シタデルの勢いはものすごくて、前FRB議長のバーナンキも上級アドバイザーとして就任していて名実ともにトップクラスのファンドといえます。

投資戦略としてはマルチ戦略をとっていて、株・債券以外にも金などのコモディティ投資や数理モデルを軸にした投資など幅広いです。

実績はどんな感じだったかというと、2018年はシタデルの旗艦ファンドである「ウェリントン」で利回りが9.1%でした。2018年は年末に全体的に相場が下がったこともあり、平均的なヘッジファンドはマイナス6.7%の運用でしたが、しっかりプラスを出していたのはさすがですね。

ジョン・オーバーデック(John Overdeck)&
デヴィッド・シーゲル(David Siegel)

4位はふたりでジョン・オーバーデックとデヴィッド・シーゲルです。このふたりはツーシグマというヘッジファンドの共同創業者であり、利益を折半していて2018年はそれぞれ855億円の報酬を得ました。

ツーシグマ・インベストメントの設立は2001年と、トップクラスのヘッジファンドの中では比較的若いほうですが、近年評価が右肩上がりでノーベル財団も増資をしています。運用総額は6.3兆円あり、シモンズのルネッサンスとほぼ同額です。

オーバーデックもシーゲルも、もともとはDEショーというヘッジファンドで出会い、一旦それぞれアマゾンや別のヘッジファンドでの経験を積んでからツーシグマを設立しています。

やはりふたりとも天才的で、オーバーデックは16歳で数学オリンピック銀メダルを取得したあとスタンフォード大学で学位を取得、シーゲルはMITでコンピュータ科学の博士号を取得しています。役割分担としては、オーバーデックが運用モデルを考案して、シーゲルが実際にエンジニアリングをしています。

つまりルネッサンスと同様に数理モデルを使ったクオンツ運用をしています。商品はいくつかあるのですが、基本的に年利2桁成長はしていて、好調なときだと商品によっては50%を超えるリターンを叩き出しています

いかがでしたか?2018年の年収トップのヘッジファンドマネージャーのランキングを見ると、スケールの大きさを感じますよね。

投資の世界では、彼らのような超天才級のプロたちがひしめき合っています。逆に、いいヘッジファンドを見つけてそこに投資することが出来れば、心強いことは間違いないです。

次は、ヘッジファンドマネージャーがなぜ年収1000億円といった莫大な報酬を得ているかをお伝えしていきます。

ヘッジファンドのマネージャーはなぜ高収入なのか?

ここまで紹介したように、トップのヘッジファンドマネージャーは数百億から1000億円を超える報酬を1年で得ています。

シモンズやレイ・ダリオほどでなくとも、ヘッジファンドマネージャーは1億円を超える報酬を得ています。日本人の平均年収が420万円ほどであることと比較すると、かなり多いですよね。

気になるのは、ヘッジファンドマネージャーがなぜこんなにも高収入なのかですよね。

彼らがその大きな報酬を得ているのにはもちろん理由があるので、それをまとめました。

  1. 成功報酬型のビジネスモデルだから
  2. 手数料を10~50%に設定しているから

高収入の理由①:投資家とWin-Winの関係の成功報酬型のビジネスモデルだから

ヘッジファンドの最も大きな収入源が、成功報酬型の手数料です。

高くても成功報酬型のビジネスモデルなのがいいのは、それがヘッジファンドマネージャーのモチベーションにつながるからです。

ここで2つのイメージを想像してみてください。

まず1つ目はもしあなたが成功報酬型でない投資信託のファンドマネージャーである場合です。

投資信託のファンドマネージャーは基本的にはサラリーマンなので、そこそこの運用ができれば社内的にも評価されてお給料がもらえます。ファンドの利益が大きく得られても、自分にはそれほど返ってきません。

そして預かり資産が増えれば信託報酬が入ってきますし、クビになることはほぼありません。そうなると、そこそこ無難な運用をしようと思いますよね。

2つ目として、もしあなたが完全成功報酬型の手数料体系のヘッジファンドマネージャーである場合です。

運用でマイナスのときは利益はゼロですが、プラスで運用すればその運用益の10%が自分に入ってきます。

例えば預かり資産が30億円で、運用がうまくいって年利40%の利益が出せたとします。そうすると運用益は12億円なので、そのうち10%の1.2億円が手元に入ってくることになります。

運用がうまくいけばいくほど、手元に入ってくる報酬は増えます。さらにヘッジファンドマネージャーは自己資金も運用している場合が多いので、とにかく大きなリターンを得られるように必死になりますよね。

逆に失敗してマイナスになってしまったとします。手数料が入ってこないですし自己資金を入れていたら損をします。

さらに顧客は大口であることが多いです。その顧客の信頼を失って解約されると、ヘッジファンドの存続そのものが危うくなってしまいます。

このように、ヘッジファンドマネージャーはリターンに対してモチベーションがかなり高くなります。そこは投資家と同じゴールになるので、投資家とヘッジファンドマネージャーはWin-Winの関係になるのです。

高収入の理由②:手数料を10~50%に設定しているから

ヘッジファンドによってばらつきはありますが、運用益に対して手数料を10~50%で設定しています。

利率だけを投資家目線で見たときに手数料が高いと感じるかもしれません。ただ、それでもあまりあるリターンを期待できるからこそ世界の富裕層や機関投資家が運用をお願いしているのです。

ここまででヘッジファンドマネージャーの報酬が高い理由はわかってもらえましたでしょうか?

ヘッジファンド業界はわりとせまい業界なので、1回大損を出してしまうとあっという間に名前が広まってしまいます。

プロスポーツの世界と同様に、結果が出せなければ事実上の戦力外通告となってしまうわけです。

それほどのプレッシャーの中、実力も兼ね備えて結果を出し続ける一握りの人が、1億円をはるかに超える青天井の報酬を得られる可能性があるということですね。

世界のヘッジファンドマネージャーランキングのまとめ

年収数億円から1000億円を超える世界のヘッジファンドマネージャーについて紹介してきました。

ものすごいプレッシャーの中、生き残ることが出来れば莫大な報酬が得られるヘッジファンドマネージャーについて少しでも理解してもらえたら幸いです。

ヘッジファンドマネージャーを目指すのもいいかもしれませんが、私はそんな天才的な人たちに資産運用をお願いしたい派です笑

トップクラスの世界的なヘッジファンドは少なくとも億単位でしか受け付けてもらえませんが、日本にも優秀なヘッジファンドがあって、私はそちらで投資しています。

もしヘッジファンドをはじめとする投資に興味があれば、以下の記事も参考にしてポートフォリオに組み込んでみてくださいね。

書いている人


松井
30代後半の投資ブロガーです。投資歴は18年で、今までにのべ30種類以上の投資を経験してきました。現在はそれなりの配当をもらっています。

このブログでは、私の実際に経験してきた投資体験を知識として残しています。

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老後の2000万円不足問題を皮切りに、ブログに書いてあることをもう少し掘り下げて書いています。


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