ヘッジファンドとは何か…?その意味を簡単に分かりやすく5分で解説!

ヘッジファンドという単語は聞いたことがあるけど、いまいちよくわからない…

興味はあるけどまわりに詳しい人がいなくて誰に相談していいか悩んでいる…

現在このようなことでお困りではないでしょうか?

私は17年の投資歴の中で今でこそヘッジファンドへの投資もポートフォリオに組み込んでいますが、たどり着くまで苦労しました。

ヘッジファンドはなかなか正確な情報もないですし、なんとなく縁遠く感じてしまうとは思います。

ですが、実は銀行預金や年金の運用先としても組み込まれているヘッジファンドは私たちの生活から切っても切り離せない存在なんです。

今回はそんなヘッジファンドについてなるべくわかりやすくまとめていきますので、是非5分ほどお付き合いください!

ヘッジファンドとは何か?

ヘッジファンドとはずばり「投資家の大切な資産を預かって運用するプロ中のプロ」です。

それはそもそもファンド全般に言えることではあるのですが、その中でもヘッジファンドは比較的自由な運用が可能です。そのことから、リスクヘッジ(リスク回避)しながら収益を上げるファンドなのでヘッジファンドと呼ばれています。

基本的にヘッジファンドは絶対収益追求型の姿勢で、景気の上昇局面だけでなく下降局面でも利益を出すような姿勢をとっています。

有名なところだと、1992年のポンド危機のときにジョージ・ソロス率いるヘッジファンドが仕掛けたポンドの空売りで10億ドルを超える利益を得たと言われています。

また、Forbesから毎年発表されている長者番付の上位にはヘッジファンドマネージャーもよく顔を連ねています。

つまり結局何が言いたいかというと、そこに投資している投資家のお金を増やすことに関しては圧倒的なプロフェッショナルであり絶大な信頼を得ています。

そんなヘッジファンドですが基本的には私募ファンドと呼ばれ、一部の富裕層や大口投資家のみが投資をしているのが現状です。なのであまり馴染みがありませんよね。

対照的に誰にでも門戸が開かれているのが公募ファンドで、いわゆる投資信託と呼ばれるものです。これは投資対象としてよく比較されるものなので、次はヘッジファンドと投資信託の違いをお伝えします。

何が違うの…?ヘッジファンドと投資信託の違いを分かりやすく解説!

比較項目 ヘッジファンド(私募) 投資信託(公募)
投資姿勢 絶対収益型
(景気や相場に影響を受けない運用)
相対収益型
(相場に合わせた運用)
手数料 成功報酬型
(運用結果に対しての報酬)
信託報酬
(運用結果に関わらず投資金額に対して定率)
金融商品取引業者の登録 しなくてもいい 登録必須
金融庁の規制 比較的自由 厳しい
運用成績の
開示義務
なし あり
最低出資額 平均1000万円~
※最低100万円~、最高1億円~
平均1万円~
口座の分別管理 会社の口座で管理 自分の口座で管理
広告規制 あり
※運用実績を伏せれば宣伝可
なし
直接勧誘していい人数 限られた人
(2人以上50人未満)
不特定多数
配当のタイミング 月1回・四半期ごと
※ヘッジファンドにより異なる
年1回決算時
※さまざまな違いがあるのですが、太字になっている部分はリターンやリスクに関わる特に重要な部分になります。

ヘッジファンド(私募)と投資信託(公募)の違いを項目ごとにテーブルにしてまとめてみました。名前は似ていても、かなり違いますよね。

難しい単語が多いのですが、大事な部分をお伝えします。

このあとで書いているメリットにもつながってくるのですが、ヘッジファンド投資のほうが高い利回りが期待できるのでおすすめです。

なぜかというとヘッジファンドのほうが取れる戦略の幅が広いことと、利益を出すことに対するモチベーションの違いが特に大きいです。

投資信託は基本的にはベンチマークとする指標(日経平均や東証株価指数など)より少し上の結果を出すような目標での運用なので利回りがそれほど高くないです。

そもそもインフレが進んでモノの価値が上がってお金の価値が下がる中では、年利が2%を下回るようであれば持っている現金資産の価値はどんどん下がってしまいます。

そのようなインフレリスクに対抗できるような資産運用をする必要がありますし、富裕層は実際にそうしています。

ヘッジファンドと投資信託の違いのそれぞれの項目についてもっと詳しく知りたい場合は、下記の記事も参考にしてみてくださいね。

ヘッジファンドについての理解が進むと、なんとなくヘッジファンドへの投資にも興味が芽生えてくると思います。

でも投資に踏み切る前に下のような疑問が出てきますよね。

  • メリットはそれなりにわかるけどデメリットもあるんじゃないか?
  • おそらく儲かりそうな気はするけど、どれくらい儲かるんだろうか?
  • 実際にヘッジファンド投資しようと思ったらどこで何をすればいいんだろうか?

こういった疑問を少しでも解決できるように、それぞれについてお話しますね。

ヘッジファンドに投資する3つのメリットと3つのデメリットは?

私は今もヘッジファンドに投資していますが、恥ずかしながら失敗したこともあります。

その経験も踏まえて、投資する前に知っておきたかったなと思うメリット・デメリットを3つずつまとめたので参考にしてみてください。

ヘッジファンド投資の3つのメリット

ヘッジファンド投資の3つのメリット
  1. 絶対利益追求型の運用姿勢
  2. 利回りが高い
  3. 手間がかからない

絶対利益追求型の運用姿勢

まずヘッジファンドのメリットは、運用姿勢が絶対利益追求型であるところです。この運用姿勢であることから、投資家とヘッジファンドがWin-Winの関係になります。

これはヘッジファンドの収入源をイメージしてもらうとわかりやすいです。

ヘッジファンドの収入源は、大部分が成功報酬型の手数料です。しかもその割合は、増やした分の10%~50%ほどに設定していることが多いので、増やせば増やすだけヘッジファンドは儲かります。

逆に増やせないとヘッジファンドが儲からないですし、儲からないヘッジファンドには投資家は預けたくないですよね?つまり投資家の資金が引き上げられてしまうのです。

さらにヘッジファンドの多くは、ヘッジファンドマネージャーはじめ運用している本人達もお金を入れているケースが多いです。自己資金の運用も兼ねているので、当然必死になります。

なので「運用しているお金を増やす」というゴールが、投資家とヘッジファンドで一致しているのでWin-Winの関係になるのです。

利回りが高い

ヘッジファンドのメリットの2つ目は、利回りが高い点です。

私がいま主にお願いしている日本のヘッジファンドで、だいたい月平均3%の利回りを出してくれています。

海外だと例えばジェームズ・シモンズ率いるルネッサンスで、最大年利160%(手数料控除前)を叩き出したこともあります。1000万預けていると1年後に2600万になっているわけです。驚異的ですよね。

もちろんすべてのヘッジファンドがうまくいくわけではないですが、年利10%以上のヘッジファンドは多く存在します。

ヘッジファンドに投資しているのはどんな人達でしょう?個人の富裕層ももちろんいますが、それよりも銀行や保険会社や年金機構などのいわゆる機関投資家が多いです。一般の人たちから低金利で調達したお金を、ヘッジファンドで高い利回りで運用してもらってるわけですね。

手間がかからない

ヘッジファンドの3つ目のメリットは、運用中の手間がかからないことです。基本的には任せっきりになります。

上昇相場のときはいいのですが、下降相場のときに違いが出てきます。

良いヘッジファンドの場合、下降相場を予想したらそれに対応できるような施策をとります。ヘッジファンドマネージャーがその判断を行うので、投資家は基本的にはノータッチです。

よく比較される投資信託の場合、売りの判断は投資家自ら行わないといけません。なので経済動向は自ら確認して予測する必要があります。それが好きで自分でやりたいのならいいのですが、なかなか難しいですよね。

リーマンショックのとき、投資信託は2007年から2009年で30から50%ほど価格を落としましたが、優秀なヘッジファンドは利益を上げていました。上で少し紹介したシモンズのルネッサンスの160%の事例も2008年ですし、預かり資産世界トップのブリッジウォーターも12%の利益を出していました。

ヘッジファンド投資の3つのデメリット

大きなメリットのあるヘッジファンドへの投資ですが、そこにはデメリットもあります。ヘッジファンド投資を検討している場合、デメリットもしっかり理解することが大切です。

ヘッジファンド投資の3つのデメリット
  1. 情報が少ない
  2. 詐欺会社の見極めが難しい
  3. 最低出資額が高い

情報が少ない

ヘッジファンドは私募ファンドとも呼ばれるとおり、大々的な広告宣伝はしない(できない)かわりに運用方針や運用対象を公開する義務がありません。

情報の公開義務がないことから、ヘッジファンドについての情報は探してもなかなか見つからないので投資判断が難しいというデメリットがあります。

何かしらをきっかけにヘッジファンドの名前がわかったら、自分から情報を取りに行くアクションを起こす必要があります。

詐欺会社の見極めが難しい

ヘッジファンドと名乗る会社の中には、残念ながら詐欺会社も存在します。

最終的には会って話して判断するしかないですが、少なくとも事前にチェックすべき項目はお伝えしておきますね。

事前チェック項目は3つあって「運用会社の住所」「運用会社担当者の在籍確認」「資金の出し入れに関する明確な説明」です。

運用会社の3つのチェック項目
1. 運用会社の住所

運用会社の登記している住所を確認してください。バーチャルオフィスだと要注意です。

Googleマップで周辺を確認するのも良いです。近くの場合は実際に見てみるのがベストです。

2. 運容疑者担当者の在籍確認

担当者と連絡をとっている場合は、その担当者が所属組織にいるかを代表電話に問い合わせましょう。

ヘッジファンドそのものはちゃんとしていても、その名を騙った第三者が詐欺をするケースも実際にあります。

3. 資金の出し入れに関する明確な説明

資金の出し入れは柔軟であるほうがいいですし、契約前にしっかり説明してもらいましょう。

のちのち揉めないためにも、できるなら録音しておくことも大切です。

最低出資額が高い

投資信託であれば1万円といった金額から投資できるのですが、ヘッジファンドは桁が大きく変わってきます。

海外の有名なヘッジファンドだと、1億円~といった規模感になってきますのでなかなか個人投資家が手を出すのは難しいのが実情です。

ただ海外の有名なヘッジファンドだと預かっている運用資産が数兆円といった規模にもなってきますので、当然ハードルは上がってきます。

そこまでの規模でなくとも、数十億円~数百億円規模の運用でリターンが大きいヘッジファンドはもちろんあります。

中小規模のヘッジファンドであれば1000万円や100万円といった規模から受け付けてくれる可能性もあるので、まずはそういったところからアプローチしていきましょう。

以上のようなデメリットもあるのがヘッジファンド投資です。

すでに1000万円以上の運用にまわせるお金をお持ちであれば、真剣に検討することをおすすめします!

もし100万円くらいからスタートしたいということであれば、チャンスはありますので是非読み進めてみてください。

ここから、ヘッジファンドの利回りや契約するための具体的な方法を紹介していきますね。

ヘッジファンドの利回りは平均すると年利で10%~20%の高配当!

ヘッジファンドのメリットとして高い利回りをお伝えしてきましたが、実際にどれくらいになるのでしょうか?

年利10~20%と言われていますが、預金、10%、20%の3パターンで1000万円を資産運用した場合をシミュレーションしてみます。

銀行預金 10%複利運用 20%複利運用
1000万円 1000万円 1000万円
5年後 1000.5万円 1610万円 2488万円
10年後 1001万円 2593万円 6191万円

銀行預金は年利0.01%で計算しています。増えるのは雀の涙ですね…

実際にはここから成功報酬として手数料が引かれますので、仮に増えた分の50%だとしてもかなりのリターンになります。

自分の余剰資金と、何年後までにいくらほど運用で増やしたいかを逆算して目標を作ることが大切です。

最近の銀行金利に慣れてしまっていると増えないのが当たり前という感覚になってしまいますよね。実際のところはしっかり増やす人は増やせています。

もちろん銀行預金は、すぐに引き出せたり便利なお金であるので0にするべきではないです。ですが当面使う予定のない余剰資金は運用に回すことが大切です。

今の資産状況ごとのおすすめのポートフォリオもブログ内でお伝えしてますので、興味を持っていただけたら参考にしてみてくださいね。

ヘッジファンドと契約するにはどうすればいいの?3つのパターンを紹介!

次は肝心のヘッジファンドとの契約方法です。難易度別に3パターン紹介します。

高難易度のほうがリターンは大きいですし、条件を満たしている必要はありますが私でもできたことなので是非チャレンジしてみてくださいね。

契約する方法①:直接契約する(高難易度)

優秀なヘッジファンドに例えば300万円投資すると、1年間で約130万円のプラスになることもあります。

ヘッジファンドとの契約は、投資家とヘッジファンドとの直接契約が原則です。

高難易度としている理由は「最低出資額の条件を満たす必要があるから」「海外ファンドの場合は言語含めていくつかハードルをクリアする必要があるから」という2つがあるからです。

デメリットでも書きましたが、最低出資額が億単位のヘッジファンドも少なくはないです。

ただし最近は準富裕層を主要顧客としたヘッジファンドもあり、1000万円ほどから受け付けてくれるようになりましたので、少し手が届きやすくはなりました。中には100万円から出資可能なところもあります。

また別のハードルとして、もし海外のヘッジファンドと契約する場合はまず言語的な問題をクリアする必要もあります。

言語面が問題なくても、海外での口座開設が必要だったり納税の際にしっかりルール確認する必要があったりと、わりと大変になってきます。

良いヘッジファンドを見つけることができ、上記の2つをクリアしてさえいればリターンは最も高くなります。

良いヘッジファンドは、まわりでもし利用している信頼できる人がいれば紹介してもらいましょう。もしいなければ、以下より国内でおすすめのヘッジファンドをまとめた記事へのリンクを貼っておくので参考にしてみてくださいね。

契約する方法②:投資助言会社を経由する(中難易度)

会社にもよりますが、年10%ほどの利回りが見込めます。300万円投資したら30万円プラスですね。

次の方法は、投資助言会社を経由することです。

投資助言会社はその名前のとおり、あくまで助言をしてくれるだけなので契約するのはヘッジファンドとの直接契約になります。

契約代行をしてくれるわけではないのですが、次の2つのメリットがあります。

それは「なかなか入手できないヘッジファンドについての情報を提供・紹介してくれること」「契約の際に言語的・技術的に必要なサポートをしてくれること」です。

気になる手数料は投資助言会社にもよりますが、成功報酬的に助言手数料がかかります。ちなみに購入手数料をとる助言会社だと、ヘッジファンドの購入促進が目的となってしまうことがあるのでおすすめしません。

上記を踏まえると、投資助言会社としてはヘッジファンドダイレクトがおすすめです。電話相談や面談も気軽にできますので、興味があれば御覧ください。

契約する方法③:ヘッジファンド型投資信託を購入する(低難易度)

利回りは3~5%ほどなので、300万円投資したら1年間で10万円ほど増えているイメージです。

3つ目の方法はヘッジファンド型投資信託を購入することです。紹介しておいてなんですが、これは厳密に言えばヘッジファンド投資ではありません。

ただ一般的な金融機関で購入できて1万円といった少額から購入可能なのは魅力的です。

ヘッジファンド型投資信託とはどういったものかというと、ヘッジファンドがとる戦略を用いて運用する投資信託や、ヘッジファンドに投資する投資信託があります。

具体的には三菱UFJ国際投信のマクロ・トータル・リターン・ファンドや、ブラックロックの世界株式絶対収益追求ファンドなどがあります。

ただしあくまでも投資信託なので、やはりヘッジファンドへの直接契約と比べると期待リターンは低くなってしまいます。

ヘッジファンドを検討するのであればなるべく直接契約するようにしましょう。

ヘッジファンドとは何かのまとめ

漠然と思っていたヘッジファンドとは何かについて、理解いただけましたか?

冒頭にもお伝えしたとおり、ヘッジファンドは資産運用のプロ中のプロです。

情報がなかなか手に入らないヘッジファンドですが、正しく理解すると投資先として非常に魅力的ですよね。

言語的なハードルが低い日本国内にもいくつか優秀なヘッジファンドがあり、私も実際に資産運用をお願いしています。

より詳しく知りたくなったら、ヘッジファンドを選ぶときに見るべきポイントやおすすめのヘッジファンドについてまとめた記事を書いていますので参考にしてみてください。

書いている人


松井
30代後半の投資ブロガーです。投資歴は18年で、今までにのべ30種類以上の投資を経験してきました。現在はそれなりの配当をもらっています。

このブログでは、私の実際に経験してきた投資体験を知識として残しています。

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書籍も出版しています!




老後の2000万円不足問題を皮切りに、ブログに書いてあることをもう少し掘り下げて書いています。


私の両親が退職金運用を失敗してしまったことを機に、同じ間違いを起こしてほしくないという思いで執筆しました。


私の資産運用の土台となってくれている「不動産投資」について書きました。コロナのような有事にも強いのは不動産投資です。


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