
こんにちは、松井です。今回は退職金運用に失敗しない方法と、おすすめの運用先についてお伝えしていきたいと思います。
とはいえ、私はまだアラフォーなので、当然退職金をもらったことがありません。では、なぜ退職金の話を書こうと思ったのか、それは…
過去に両親が退職金の運用に失敗してしまったからです。
少し前の出来事にはなりますが、大切な退職金が減ってしまって両親は相当落ち込んでいました。その姿を見て、私も相当ダメージを受けました。
この出来事をきっかけに、より資産運用に本腰を入れ、両親の負け分を取り戻そうと奮起しました。気が付けば投資経歴20年になり、30種類以上の投資実績ができました。
この私の投資経験から、今であれば当時の私や両親のような思いをする家族を少しでも減らせると思い「退職金運用に失敗しないための5つのポイント」と「おすすめの運用先」をお伝えしたいと思いこのブログを書いています。
そして、今現在私や両親が行っている資産運用先を公開し、年にどれくらいリターンが得られているかについてもお伝えしていきます。
ちなみに、両親の損失分は取り戻せ、現在2人は完全にセカンドライフを謳歌しています。
まずは、両親がどのような退職金運用をして失敗をしてしまったのかお話ししていきます。
目次
注意!証券会社の営業マンの話を鵜呑みにすると退職金運用に失敗します!
早速ですが、私の両親の退職金運用の失敗談から始めたいと思います。
結論から言ってしまうと、証券会社の営業マンの言われるがままに投資をしたために大幅に退職金を減らしてしまいました。
父も母も勤勉で、父は新卒から65歳の定年まで1つの会社で勤め上げ、母は私が中学になる頃から定年まで20年間働いていました。
そのため、両親ともにかなりの退職金が入りました。ただ、減っていくだけでは心もとないと、資産運用を検討することに。
しかし両親は資産運用に関して知識も経験もありませんでした。
そのため大手証券会社なら手取り足取り教えてくれそうだし、まず詐欺に遭う心配もないからと相談に行ったのです。そこで、感じの良い営業マンが担当になりました。
母は「大きく増やしたい」という要望から「新興国の中小企業に特化した投資信託」を、父は「固めの運用がしたい」と「国内の投資信託」をすすめられ、それぞれ投資をすることを決めました。
ここまではよくある話だと思います。それが、どのような失敗につながってしまったのかお伝えしていきます。
退職金の約4分の1が無くなってしまった…。新興国ファンドに全額投資してしまった母の失敗事例
母の失敗は営業マンの話を鵜呑みにし、2000万円あった退職金が約450万円もマイナスになってしまいました。どうしてこんなにもマイナスになってしまったのでしょうか…。
まず、母が紹介されたのがある新興国の中小企業に特化したファンドでした。
担当営業マンから「新興国で上がる見込みがある」「毎月配当の投資信託はなかなかないのでおすすめ」などと言われ、言われるがまま2000万円を投資しました。
基準価額1万円でスタートし、スタートして2年は1万1000円~2000円台をキープしていたのでプラス運用でしたが、2年目を過ぎた頃から雲行きが怪しくなり、9000円台にまで下がります。
不安に思った母は、手放したほうがいいか担当の営業マンに相談しましたが「まだ上がる可能性があるのでもうしばらく持っていてください」とアドバイスし、売却を躊躇しました。
確かに一時的に1万円台に戻りましたが、そのあとまた9000円台に落ち込みました。
母は、2000万円もの大金を入れていたので、毎日ファンドの基準価格が気になり、かなりノイローゼ気味に…。そのため、解約をしましたが、その時は8000円まで下がってしまいました。
約3年の投資で、2000万円が一時的に約2400万円になりましたが、売却した時には1600万円ほどに…。
そして、忘れてはいけないのが手数料です。購入手数料2.7%(54万円)と信託報酬1.728%(約35万円)が3年間続いたので手数料だけでも合計約160万円を支払いました。
信託報酬は別途支払うものではなく差し引かれて基準価格が決まるので実感しづらいですが、引かれていることには違いありません。
つまり、運用結果の約-400万円にさらに購入手数料の-54万円が乗っかり、母は合計454万円も損をしてしまったのです。
結局、知識がないため営業頼りになってしまい、ずるずる損をし続けるという結果になってしまいます。
なので、信頼のおける営業マンがいくらおすすめしてきても、リスクがわからないもの、リスクヘッジができないものには決して投資をしてはいけません。
投資信託の手数料に注意!年利3%程度の運用では手数料とインフレに負け、資産を目減りさせてしまう!父の失敗事例
次は父の事例です。投資信託の手数料の盲点についてお伝えしていきます。
父は堅めの運用をしたいということで国内の投資信託で、年利3%程が狙える商品を希望しました。
その要望に応え、営業担当から国内のインデックスに特化した投資信託をすすめられ1000万円を投資することに。
しかし、運用が始まってみると運用結果自体はプラスなのですが、最初の2年はマイナス。
運用利回りは確かに3%前後を推移していたのに、なぜこのようなことが起きてしまったのでしょうか。答えは手数料にありました。
年数 | 投資額 | ファンドとしての 運用結果 (年約3%) |
手数料 | 手残り |
---|---|---|---|---|
投資開始 | 1000万円 | - | 32.4万円 | 967.6万円 |
1年目 | 967.6万円 | 996.6万円 | 16.6万円 | 979.9万円 |
2年目 | 979.9万円 | 1009.3万円 | 16.8万円 | 992.4万円 |
3年目 | 992.4万円 | 1022.2万円 | 17.1万円 | 1005.1万円 |
4年目 | 1005.1万円 | 1035.2万円 | 17.3万円 | 1017.9万円 |
5年目 | 1017.9万円 | 1048.4万円 | 17.5万円 | 1030.9万円 |
まず、この投資信託は「購入手数料3.24%」があり、最初に32.4万円が引かれています。
なので、運用のスタートは1000万円ではなく、手数料を引いた967.6万円からスタートになるのです。知らないと驚きますよね。
そして、運用がはじまり右肩上がりの運用が続きましたが、信託報酬が毎年約17万円引かれるので、1000万円台に回復したのは運用を開始して3年目のことでした。
そして、運用目標だった3%の利回りである+30万円は5年目にやっと到達しました。
この5年間の投資信託の運用で、父は1000万円の投資で30万円を手にするのに、手数料を118万円を支払ったことになるんです…。これは正直言って効率が悪すぎますよね。
「投資信託は長期運用すれば大体がプラスになる」と言われています。
このロジックは正しいのですが、これは20代~40代で投資信託の運用を始め、積み立て方式で投資した場合に限るということがわかると思います。
つまり退職金というまとまったお金で投資信託に投資をすると、割に合わない運用になることが多いということです。
ただ、マイナスになっていない分だけ母よりはマシ!と思われたかもしれませんが、実は実質的に資産はマイナスになっています。
というのも、日本は毎年2%のインフレを目標にしているので、本来であれば1000万円が5年で1080万円まで増えていないとインフレ負けしてしまいます。
なので、この運用では実質50万円資産が減ったことになります。一見失敗に見えないのが怖いですよね。
つまり、投資信託は手数料とインフレ率に負けない運用をしないと、一見額面が増えているように見えても、実質は目減りをしています。
失敗がわかりにくいので、現在投資をしているのであれば、現状把握のために一度計算をしてみましょう。
また、父の事例のように投資信託は一見プラス運用に見えても、利益確定をするときに手数料負けをしてしまうことがあります。運用結果に関係なく手数料がガンガン引かれていくのは腑に落ちないですよね。
この経験からも、おすすめするのは「成功報酬型の資産運用」です。
成功報酬型の資産運用であれば、運用結果がマイナスであった場合、手数料が発生しません。とてもシンプルですよね。成功報酬型の資産運用先については後ほど詳しくお伝えします!
投資信託で退職金を運用すると失敗するのか?
この両親の事例を読んだ方には「投資信託への投資は失敗してしまうのか?」という印象を持たれたかもしれません。
しかし誤解をしないでほしいのが、うまくいっている投資信託も当然あります。私の両親の失敗は「証券会社の営業マンの話を鵜呑みにしてしまった」ことから起きているのです。
つまり商品選びを間違えなければ、投資信託でも良いものがあります。こちらについてはまたランキングにてお伝えしていきます。
次の章では「退職金の運用に失敗しないためにはどうしたらいいのか?」というポイントについてお伝えしていきます。
退職金の運用を失敗させないためのポイントは5つ!
少し長くなってしまいましたが、両親の退職金運用の失敗事例を読んでもらいました。
これはうちの家族に限った話ではなく、どなたにも起こる可能性があることだと思うので、ぜひ頭の片隅に置いておいてもらえたらと思います。
こういった両親の失敗経験と私の約20年間の資産運用経験から、このポイントさえ押さえればまず退職金の運用に失敗しないだろうという、5つのポイントを作りました。
①証券会社や銀行の営業の話を鵜呑みにしない
②手間がかからないものを選ぶ
③運用利回りが手数料・インフレ率に負けないものを選ぶ
④元本保証にこだわるのをやめる
⑤分散投資をする
この5つのポイントさえ押さえて頂ければ、大切な退職金を大幅に減らすことはまずなくなると思います!
それでは1項目ずつ詳しくお伝えしていきますね。
証券会社や銀行の営業の話を鵜呑みにするのはやめましょう

先ほどの両親の事例と重なりますが、銀行や証券会社の営業マンに相談するのは危険です。
なぜなら、彼らは「販売のプロ」であり「資産運用のプロ」ではないからです。時に彼らは、自分の営業成績のために、あなたにメリットがないものを紹介してくるかもしれません。
そんなことにならないように、営業マンの話を100%鵜呑みにするのではなく、冷静に商品の良し悪しで見極めるようにしましょう。
見極めが難しい場合、私で良ければ相談に乗りますので遠慮なくLINE@までご連絡ください。
しかし資産運用は老後の死活問題です。営業の話を鵜呑みにせず、商品の良し悪しで判断してください!
手間がかからないものを選びましょう

資産運用は手間をかけてはいけません。
なぜなら資産運用のために労力や時間を掛けてしまったら、それは「労働」と同じになってしまうからです。
これは私の経験になりますが、一時期、株とFXで生計が立てられるくらい稼いでいました。
ただその時は常にパソコンやスマホを見ていて頭も時間も株とFXで占領されている感じで、ゆっくり休むということができませんでした…。
せっかく定年退職をして好きに使える時間があるのですから、お金のことで悩まず、できるだけ楽しい時間を過ごしてほしいと考えています。
そのためにもご自身で手間を掛けずに、運用でお金を増やすという仕組みをしっかりと作らなければいけません。
運用利回りが手数料・インフレ率に負けないものを選びましょう

父の事例でも書きましたが、運用率が手数料とインフレ率より高くないと退職金が目減りをしていってしまいます。
この2つを踏まえると利回り5%以上は狙いたいですね。
年利5%の運用なんてそんなのない!と思われがちですが、比較的ローリスクで年利10%以上の運用もあります。これは後ほどランキングでお伝えしていきます。
元本保証にこだわるのをやめましょう

退職金は絶対に目減りさせたくないので元本保証の運用がしたい!そう考えられている方が多いです。
確かに元本保証は安心かもしれませんが、2つのデメリットがあります。
②条件が良い投資商品を逃してしまう
まず①のインフレに負けるという点ですが、日本の国債で考えてみましょう。
国債は現在年利0.05%なので、仮に2000万円入れていれば年間1万円増えることになります。
しかし、インフレが2%すすむと、当時2000万円で買えていたものが2040万円ないと買えないということになります。
つまり、1万円増えただけではインフレ対策が出来ず、差額である39万円分、資産が目減りしたことになります。
次に、②の条件が良い商品を逃してしまうという点についてです。少しきつい言い方をしますが、元本保証にこだわる人は、投資について真剣に調べたり考えたりしていない人だと思います。
実際に私は30種類以上の投資をして、低リスクで年利10%以上が狙える投資商品に出会うことができました。
私がもし元本保証にこだわっていたら、これらの投資商品には出会っていなかったでしょう。
なので、ここで言えることは元本保証にこだわらず、投資商品を探してほしいということです。
ただ、1から探すのは大変なので、のちほどランキングでおすすめの投資先を紹介していきます。
分散投資をしましょう

リスク管理の観点から「1つのカゴに卵を盛るな」という言葉を聞いたことがあると思います。
これは投資業界でもよく使われており、カゴを投資先、卵をお金に見立てた例え話です。
例えば、株式で1つの銘柄に全財産投資して、倒産でもしてしまったら大変なことになりますよね。
なので、投資をするなら1つの商品でも複数の会社や国に分散投資をしているような商品を選びましょう。
後ほどランキングで紹介しますが、ヘッジファンドや不動産投資など、コロナ禍などの世界情勢の影響を受けにくいものに分散投資をするのがよいです。
退職金の運用におすすめな資産運用先TOP5を紹介します!
それでは、私や両親が実際に資産運用をしている投資先について紹介をしてきます。
聞きなれない名前が多いと思いますが「手間がかかりにくい」「利回りが高い」「リスクが低い」「手数料が良心的」ということを基準に、おすすめのランキングを組みました。
なので、是非先入観を持たずに見て頂ければと思います。
また、ランキングの後には退職金運用のポートフォリオも組みましたので、実際に年間どれくらいの配当が見込めるかご覧になってください。
では、退職金のおすすめ運用先ランキングに移ります。
ヘッジファンド
おすすめ度 | ![]() 4.7点 |
手間 | ![]() かからない |
利回り | ![]() 10%以上 |
リスク | ![]() やや低 |
手数料 | ![]() 成功報酬型 |
投資種類 | 攻め~バランス |
ヘッジファンドの仕組み
ヘッジファンドは、出資者からお金を集め、その集めたお金を会社が得意としている金融商品で運用します。そして、その運用で出た利益を出資者に配当する仕組みになっています。
そして、手数料は成果報酬の場合が多く、プラス運用の時のみに発生します。そのため、手数料で元本割れする心配がない仕組みにもなっています。
ただ「出資」という仕組みは、そのファンドの運用会社の口座にお金を振込運用するので、会社が倒産してしまったら口座のお金が守られません。
そのため、倒産する可能性の低い投資会社を選ぶことが大切になります。
ヘッジファンドの特徴
- 高い配当が期待できる(年利10%以上)
- 成果報酬型なので、手数料で元本割れする心配がない
- 完全にお任せができ、手間がかからない
- 景気や世界情勢に影響を受けにくい運用をしている
- 良いヘッジファンドを見極めるのが困難
- 倒産してしまうと出資金が0になる可能性がある
ヘッジファンドの特徴でありメリットは「高い配当が期待できる」「手数料が成果報酬型」「手間がかからない」という3つです。
これらのメリットについて、実際に私が出資をしている投資会社を挙げてお伝えしていきますね。
まず、なぜ高配当が期待できるのかと言うと、その道のプロが独自の運用をしているからです。
そのため、景気や世界情勢に影響されにくく、実際に私の出資しているヘッジファンドは1度もマイナスになったことがありません。
ちなみに、去年の月利平均は約3%でした!仮に、1000万円を1年間複利運用したら約1425万円になる計算です。すごいですよね…。
また、手数料が成果報酬型なので、プラス運用をしないと投資会社にも利益が入りません。つまり、出資者とWin-Winの関係にあると言えますね。
そして、手間が掛からないのも大きなメリットです。
他の金融商品はどうしても買い・売りタイミグは自分で見極めないといけません。これらは、運用結果に関わる大きな手間です。
それが、ヘッジファンドはプロが全て運用をしてくれるので、大きな決断を迫られたりする手間がありません。
することと言えば、面談と配当の出金の連絡のみです。老後のことを考えると、手間がかからないというのはとても大切なことだと言えます。
これだけメリットの多いヘッジファンドですが、良い投資会社を見極めるのが困難だというデメリットがあります。
私は固いと思った15社以上の投資会社にコンタクトを取り、調査・面談をしましたが、真っ当な投資会社はほんの数社でした。
詐欺会社や配当が低いヘッジファンドに出資をしてしまうと、老後の生活に支障をきたしますので、相当な注意が必要です!
ただ、真っ当な投資会社への出資ができれば、これほどメリットが多い退職金運用方法はないと思うので、1位でおすすめしています。
ヘッジファンドについてもっと詳しく知りたい場合はこちらの記事も読んでみてください。
おすすめのヘッジファンド(投資会社)TOP3
どの資産運用にも言えますが、疑問や不安に思うことをいかに排除できるかが大事です。そのため、どんな素朴な疑問も恥ずかしがらずどんどん質問していきましょう。
ワンルームマンション投資
おすすめ度 | ![]() 4.0点 |
手間 | ![]() かからない |
利回り | ![]() 4~6% |
リスク | ![]() 低 |
手数料 | ![]() 仲介手数料(購入時約売価の3%) 管理手数料(家賃収入の3~5%) |
投資種類 | 守り |
ワンルームマンション投資の仕組み
都心部のワンルームマンションを購入し、家賃収入を得るという仕組みです。
投資方法はローンを組む方法と、現金で買う方法がありますが、今回は退職金を利用して、現金で買う場合のお話をしていきますね。
都内のワンルームマンションであれば2000~3500万円で購入することが可能です。家賃は10万円~12万円が相場なので、利回りは3~6%くらいになります。
また、毎月家賃が入ってくるだけでなく、マンションに関わる経費が確定申告の際に申請できます。
所得を減らすことにより、所得税・住民税を安くすることができる仕組みにもなっています。
ワンルームマンション投資の特徴
- 安定した家賃収入が入る
- インフレに強い
- 節税ができる
- 将来的には相続税対策ができる
- 物的資産ができる
- 悪徳業者から買うと空室率が上がる
- 現金化に時間がかかる
ワンルームマンションの特徴でありメリットは「安定した家賃収入が入る」「インフレに強い」という点です。
まず、安定した家賃収入が見込める理由としては、都心部のワンルームマンションの平均稼働率は95%です。
優秀な管理会社に任せると98%までに跳ね上がり、引っ越しのタイミング以外、常に家賃が発生していることになります。
ただ、これは都心部のワンルームに限った話なので注意が必要です。
単身者が都心部に増加していて入居付けに困らないことや、部屋が狭いため原状回復(壁の張替えなど)の経費が抑えられるのがワンルームマンション投資です。
一方、都心部以外だったらここまで稼働率が高くありませんし、ファミリー向けの物件は入居付けに困ったり、部屋が広いため原状回復にお金がかかります。
次にインフレに強いという点です。不動産は「物」になるため、インフレで物の値段が上がれば、購入価格よりも売却するときの価格の方が上がるかもしれません。
また、必然的に家賃も上がっていきます。
そして、節税と相続対策ができるのも大きなメリットです。まずは経費計上できる項目の一覧をご覧ください。
経費項目 | 内容 |
---|---|
各種税金 | 固定資産税、都市計画税、不動産取得税、登録免許税、収入印紙 |
借入金の利息 | 借入金の利息分のみ経費計上可能。金額はローン返済表で確認。 ※ローンの融資を受けた年の手数料も経費になる |
損害保険料 | 火災保険、地震保険、賃貸住宅費用補償保険 ※当年度分のみ計上可 |
修繕費 | クロスの張替、外壁塗替、畳の取替、エアコンの取替、キッチンなど設備の破損修理など |
管理費 | 建物管理会社への管理費、賃貸管理代行手数料 |
広告宣伝費 | 入居促進のため、入居を決めた管理会社や仲介店に対して支払う手数料 |
税理士・弁護士への報酬 | 必要に応じて |
交通費 | 運賃、ガソリン代、駐車場代等 ※不動産会社、管理会社、税理士と不動産にまつわる打ち合わせや物件の確認時に利用したもの |
新聞図書費 | 不動産や税金に関する書籍や新聞の購入費 |
会議費、接待交際費 | 飲食費 ※不動産会社、管理会社、税理士と不動産にまつわる打ち合わせや物件の確認時に利用したもの |
消耗品費 | 確定申告をするために使ったパソコン、プリンター、物件撮影するためのデジカメ等 |
建物の減価償却費 | 建物のみに適応。物件価格、築年数による ke!san | 相続税 | 不動産評価額の1/3程度になる |
また、相続対策については図にまとめましたのでご覧ください。

現金3000万円を相続しようとすると、3000万円が丸々課税対象になります。
一方、不動産で相続をすると課税対象額が約3分の1まで下げることができるのです。
経費・相続税に関しては、専門の税理士さんに相談するといろんな裏技を教えてくれるので是非相談しましょう。
おすすめのワンルームマンション業者TOP3
- 1位エフ・ジェー・ネクスト
- 2位グッドコムアセット
- 3位松井に聞く
私は現在6部屋持っていますが、現在も順調に家賃が入ってきています。
1位でおすすめしている業者ももちろん良いのですが、担当者によって手腕がかわることがあります。
私はワンルームマンション投資をはじめて7年目となり、面談した業者の数は130社以上、紹介された物件数は10000を超えています。
その経験から、業者・物件の良し悪しを第三者の視点でジャッジできるかと思います。
投資信託
おすすめ度 | ![]() 4.4点 |
手間 | ![]() 少しかかる |
利回り | ![]() 3%以上 |
リスク | ![]() やや低 |
手数料 | ![]() 信託報酬 |
投資種類 | バランス~守り |
投資信託の仕組み
投資信託は、たくさんの株や債券に分散投資しているものをパッケージ化している金融商品です。
「日本の大企業を中心とした守りの運用」「新興国や日本の中小企業を中心とした攻めの運用」など投資先や運用目標が変わるので、選ぶ商品によってリターンやリスクが変わります。
投資信託は年1~2回の配当が多いですが、商品によっては毎月型のものもあります。
ただ運用成績に関係なく、信託報酬や管理手数料が定期的に発生する仕組みになっているので注意が必要です。
投資信託の特徴
- 少額から始められる
- 積立運用ができる
- 安定的な固い運用ができる
- 資産の分別管理ができる
- 高い配当は望めない
- 運用結果に関わらず、手数料が引かれる
投資信託の特徴は、自分に合ったタイミングで投資額が決められるという点です。
毎月コツコツ数千~万円積立て購入することも可能ですし、1000万円分一気に購入!ということも可能です。
積立で購入する場合は、既存の投資信託を購入することをおすすめします。
日々上がり下がりする投資信託を、毎月決まった金額分購入することができるので安い時は多く買え、高い時は少なく買って平均を保っていきます。
一括で購入をする場合は「上がる可能性がある投資信託を安い時に買う」ことが鉄則です。
安いのは設定時(投資信託が新たにスタートするタイミング)なので、上がる可能性がとても高くなります。
まず、投資信託は基準価額というものがあり、必ず1万円からスタートします。
ひふみ投信などは現在基準価額が6万円ほどになっていますから、基準価額で買った投資家は6倍も儲かったことになりますよね。
ただ、母のようなハイリスクな投資信託は危険なので、商品の見極めを慎重にしてください。
次に紹介するのは、投資信託の良い面でもあり悪い面でもあるのですが、短期で大きなリターンを得ることは望めないことです。
なぜなら投資信託は金融庁の監視が厳しいため、あまり目立った運用ができないからです。
でも、逆を返せば不正が出にくい仕組みにもなっているので安心ではあります。
また、口座が分散管理になっているというメリットもあります。投資信託は会社が潰れても個人の口座でお金が管理されているので丸々なくなるということはありません。
しかし、マイナス運用になることや手数料が引かれるのでそれも注意が必要です。
ひふみは先ほども触れましたが設定時から持っているので、1万円が6万円台になっています。一方セゾンはそこまで大きくはないけどプラスというイメージです。
年利でみると、ヘッジファンドには劣るものの少額からできる手頃さはあります。
NISA
おすすめ度 | ![]() 4.1点 |
手間 | ![]() かからない |
利回り | ![]() 3%前後 |
リスク | ![]() 低 |
手数料 | ![]() 商品による |
投資種類 | 守り |
NISAの仕組み
NISAは毎年120万円までの投資で得た利益に対して、税金を免除してくれるという制度です。
例えば、120万円投資して6万円の利益が出たとします。通常だとここから20.315%の税金が引かれるので、約1万2000円も手残りが減ってしまいます。
しかし、NISAを使用していれば6万円まるまる受け取れるという仕組みです。
NISAの特徴
- 年間120万円までの投資が5年間非課税になる
- 株式や投資信託に活用できる
- 損益通算や損益繰越ができない
NISAの特徴は年間120万円までの投資が5年間非課税になることです。
つまり最大600万円が非課税で運用できるということですから、それなりの配当が期待できますね。
ただ、なんでもNISA制度が使えるわけではなく、証券会社や銀行経由で買える株や投資信託と言った商品に限ります。
なので、1位で紹介したヘッジファンドなどは対象外なので注意しましょう。
また、NISA制度が利用できる口座は1つだけなので、その点も気を付けてください。
それから、ここからはデメリットになるのですが、NISAは損益通算や損益繰り越しができません。
これがどういうことかというと、NISA制度を使わずに株や投資信託で大きな損失が出てしまった場合、利益から差し引き税金を減らすことができます。
さらに利益より損失が大きかった場合は確定申告で最長3年間損失を繰り越すことができます。
しかし、NISAの場合はそれが適用されません。なので、利益が非課税と言うメリットがある反面、損失が出てしまった時は痛手になります。
そのため、NISA制度は「利益が出る前提」の商品で運用することが大切です。
アクティブ運用の投資信託でも良いですし、当選確率は低いですが、上がる可能性が高くリスクが低いIPO株などでの利用がおすすめです。
おすすめのNISA口座 TOP3
ただ「これから株を始める!」という場合にはNISAはおすすめできません。これから上がる可能性が高い投資信託を一括買い、もしくは年間で120万円以内で積立てて買う方法がおすすめです。
手数料の低さなどからSBI証券での口座開設をおすすめします。また、現時点で証券会社の営業マンが付いている場合はNISAの案内をしてもらい、NISA対応にしてもらいましょう!
J-REIT
おすすめ度 | ![]() 4.3点 |
手間 | ![]() 少しかかる |
利回り | ![]() 4%前後 |
リスク | ![]() 低 |
手数料 | ![]() 信託報酬 平均0.25% |
投資種類 | 守り |
J-REITの仕組み
J-REITは、不特定多数の投資家からお金を集め、オフィスビル・商業施設・マンションといった不動産を複数購入し、その賃貸収入や売買益を投資家に分配する仕組みになっています。
J-REITの特徴
- 配当平均が4%と安定的で高い
- 少額から投資ができる
- 分散投資ができる
- 不動産投資と投資信託のいいとこどり
- J-REITは上場しているので、流動性・換金性が高い
- 一度落ちてしまうと、上がる可能性が低い
- 基準価額が高め
J-REITは「安定的な配当が得られる」「不動産投資と投資信託のいいとこどり」「分散投資ができる」というメリットであり特徴を持っています。
まず、なぜ安定的かというと、配当の内訳のほとんどが「賃料」だからです。
というのも、投資信託や株などは景気や世界情勢に影響を受けますが、賃料は景気が悪くても払いますよね?なので、安定的な配当になります。
また、J-REITは不動産投資と投資信託の良いとこどりをしているとも言えます。
不動産投資で言えば、家賃収入が配当になるので、管理費の支払いや修繕費といった出費がありません。
また、実際の物件だと持てて3~5物件ですが、J-REITは少額で運用ができます。
また、投資信託で言うと、分散投資先である企業のことを調べても、よっぽど知識がない限り分散投資先の良し悪しの見極めは難しいです。でも、J-REITは実際の物件名を見て、そのビルや商業施設が繁盛しているかどうかは素人目にも分かりますよね。
ただ、J-REITのデメリットは一度価額が大幅に落ちてしまうとなかなか上がりにくいという点です。
地震や火事で物件そのものが無くなってしまったりすることも稀にあります。
投資信託であれば、業績が下がってもどうにか回復する戦略が取れますが、J-REITの投資先である「物件」を立て直すにはお金と時間がかかるためです。
でも、そういったレアケースは起こりにくいものなので、分散投資先としておすすめしています。
父の場合は取引先が入っているビルなど、知っている物件がパッケージングされている商品を中心に投資をしています。その結果、一度もマイナスになったことはないようです。
平均利回りも4%台と手数料やインフレ負けすることもないので、J-REITは固い運用としておすすめです。
中でも投資法人みらいは立地の良い商業ビルや地方のスーパーホテルなど、とても固いポートフォリオを組んでおり、右肩上がりが続いています。
購入は証券会社経由になり、J-REITもNISAが使えるので、投資信託と合わせて運用するのも良いですね。
これでもう失敗しない!退職金の運用先比較ランキングTOP5!のまとめ
両親が大切な退職金を思わぬ形で失いかけてしまったことをきっかけにこのブログを書きました。
自分がヘッジファンド(投資会社)の運用に成功していたから、母のマイナス460万円を取り戻すことができました。
しかし、ヘッジファンドへの出資がなかったら現在もマイナスのままだったと思います。
現在では両親ともにプラス運用になっていいるので、3ヶ月に1回は2人で旅行に行ったりして、とても充実した生活を送っています。
聞きなれない運用先ばかりおすすめしているので、少々ハードルが高く感じるかもしれません。
でも名前が聞きなれないだけで、ヘッジファンドや投資会社の仕組みはとてもシンプルなので、退職金の運用にとてもおすすめだと思っています。