
SBI・V・S&P500の投資の評価が気になっている!
資産運用先としてS&P500のインデックスファンドを検討していて、SBI・V・S&P500について詳しく知りたい!
SBI・V・S&P500の利回りや、どこで買えるのか詳細を調べている!
こういったことが気になるのであれば、この記事がお役に立てると思います!
SBI・V・S&P500の正式名称は「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」で、運用会社はSBIアセットマネジメント株式会社です。
もともとはSBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドでしたが、2021年6月15日に名称変更されました。
20年にわたって30種類以上の投資をしてきた私が、SBI・V・S&P500のネット上での気になる口コミや評判、運用実績、さらに投資方法などをお伝えしていきます。
S&P500指数をベンチマークとするインデックスファンドはいくつかあるので、比較検討材料として参考にしてみてください!
目次
- 1 SBIアセットマネジメント株式会社ってどんな会社?会社の特徴は!
- 2 SBI・V・S&P500の悪い口コミ&良い口コミなどの評判をまとめました!
- 3 SBI・V・S&P500に投資するべきか?6つのチェック項目で確認してみた!
- 4 投資信託のSBI・V・S&P500の最低投資額はいくらから?
- 5 SBI・V・S&P500の手数料について
- 6 SBI・V・S&P500を換金したときの税金はどうなるのか?
- 7 SBI・V・S&P500に関わる会社が破綻したときの資金はどうなるか?
- 8 SBI・V・S&P500に投資するにはどうしたらいいか?契約方法や始め方について
- 9 SBI・V・S&P500の換金や解約のルールについて
- 10 SBI・V・S&P500の投資の総評
- 11 SBIアセットマネジメント株式会社の会社情報
SBIアセットマネジメント株式会社ってどんな会社?会社の特徴は!
SBI・V・S&P500の運用会社はSBIアセットマネジメント株式会社です。
1986年の設立なので、歴史がありますね。
SBIアセットマネジメントの事業内容は投資運用業、第二種金融商品取引業及び投資助言・代理業になっています。
実質的な運用は世界2位の運用会社であるバンガード・グループ!
SBI・V・S&P500の中身はほとんどバンガード・S&P500ETF(VOO)なので、実質的な運用会社はバンガード・グループ(Vanguard)といえます。
バンガードの運用資産額は2021年1月時点で7.2兆ドル(現在レートで827兆円)となっています。
東証一部上場企業の全体の時価総額がおよそ680兆円なので、バンガードの運用規模の大きさがわかるかと思います。
SBI・Vシリーズは主力商品!
SBI・VシリーズはSBIアセットマネジメントの中でかなり人気の高いインデックスファンドのシリーズです。
SBIアセットマネジメントは2022年2月末時点で55本のファンドを運用していますが、上位2つがSBI・Vシリーズになっています。
中でも圧倒的なのがSBI・V・S&P500で、純資産総額が4762億円です。
2位のSBI・V・全米株式が597億円なので、2019年9月に設定された新しいファンドながらも圧倒的な人気を誇っています。
もしかすると馴染みがないかもしれませんが、S&P500は「えすあんどぴーごひゃく」や「えすぴーごひゃく」と呼ばれる代表的な株価指数です。
S&P500に連動するということは、アメリカの主要企業500社へ分散投資しているのと同じような意味合いになります。
個人でそれぞれの企業に投資しようと思うとお金も手間もかかりますが、それが簡単にできてしまうのがインデックスファンドの強みですね。
SBI・V・S&P500の悪い口コミ&良い口コミなどの評判をまとめました!
SBI・V・S&P500は比較的新しいファンドですが、個人投資家からの人気が高く発言している人も多いです。
投資家がどのようなことを気にしたり思っているのかを、Twitterからいくつかピックアップしてまとめていきます。
第三者目線の意見も、投資をするときには参考になります。
悪い口コミ&評判は!
お金の話
emaxis slim S&P500
SBI•V•S&P500①手数料はSBIが若干安い
②運用パフォーマンスはemaxisが高い
③純資産総額はemaxisの圧勝やはり純資産総額はパフォーマンスに影響を及ぼすようです
私はs&pはemaxis
VTIはSBIにしています#投資初心者と繋がりたい #投資信託 #nisa— 医療とお金の情報のKYさん (@KY_medi_FP) February 28, 2022
S&P500にしろオルカンにしろ、SBI Vシリーズはslimに劣後が酷いすね
ここまで安定してリターン悪いと隠れコストの中の隠れコストとかありそう— TANAKA (@XiXc1Uizl5DiM6G) February 8, 2022
【記事更新】
SBI・V・S&P500の運用コストはスリム米国株式(S&P500)より高いままでなかなか改善されないです。運用を頑張らないといけないですね。https://t.co/SsFdcT7sCb pic.twitter.com/liYs2taSAB— 河童@インデックス投資🌻 (@KappaProject) January 10, 2022
良い口コミ&評判は!
投資信託の選択
・全世界(米国約60%) vs米国
↓
・全米(米国約3500社) vs S&P500(500社)
↓
あとは各項目でファンドのコスト比較ひとつずつ自分の好みに合うものを選択していく
eMAXIS Slimシリーズを選ぶも良し、SBI・Vシリーズを選ぶも良し👌
— きっちゃん (@yyss_tt) March 6, 2022
積立NISA (2022年1月)
過去4年リターンTOP3
(資金流入額)1位 eMAXIS Slim 米国株式
(7325億円) 92.0%2位 楽天全米株式インデックス
(3370億円) 88.9%3位 SBI V S&P500インデックス
(3588億円) 76.1%— 100日後1000万超えるカエル (@Investor_K0_0) March 6, 2022
彼女が祖父から10万円貰ってたんだけど、良かったじゃん〜なんか好きな物買えるじゃん!って言ったら「SBI・V・S&P500」を買うって言いましたw
2年以上一緒に住んでて影響与え過ぎたかな🤣
やっぱり楽天よりSBI推しらしい😎— koko@ブログと投資をやってます (@invest_koko) January 12, 2022
アンケート!
今
積み立て→楽天全米インデックス3.3万
iDeco→emaxis slim S&P500 1万
個別米株をスポットでちょこっと。他にS&P500連動のETFを購入予定で、SBI Vシリーズにするか、VOO積み立てていくか、いやいやiDeco2.5万やれって?
S&P500の伸び率良すぎるから積み立てnisaをS&P500にすべき?
— しぃ🤍投資初心者🔰 (@tellmehow2invst) January 10, 2022
SBI・V・S&P500の口コミや評判に対するまとめ!
SBI・V・S&P500のTwitterでの口コミを悪いものと良いものをそれぞれまとめました。
つみたてNISAでコツコツと毎月積立投資している方はとても多いですね!
良い口コミとしては、やはり信託報酬が低いというところに言及しているものが多かったです。
設定さえしてしまえば、毎月決まった額を積立投資してくれるのは楽で便利ですね。
悪いものとしては、信託報酬が最も低いはずだけど、実質的なリターンがeMAXIS Slim米国株式(S&P500)より低いといったものです。
若干の差ですし、それほど気にしなくて良いくらいかもしれませんが、こだわって見ていくと今の所eMAXIS Slimに軍配が上がりそうです。
また、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)がiDeCoに対応しているのに対して、SBI・V・S&P500は未対応なのも少し残念ではあります。
とはいえかなり良い商品であることには間違いないと思っています!
SBI・V・S&P500に投資するべきか?6つのチェック項目で確認してみた!
SBI・V・S&P500に投資するべきか判断するために、以下の6つの項目について確認してみました。
ここで確認している項目については、私が何かに投資する際には必ずチェックしているものです。
投資を検討しているのであれば参考にしてみてください。
- 代表やファンドマネージャーの実績
- 利回りや配当はどれぐらい?過去実績について。
- 運用手法について
- オフィスの場所
- 顧客の数や純資産総額
- 歴史について
それでは各項目について、詳しくみていきましょう!
代表やファンドマネージャーの実績
SBIアセットマネジメントの代表取締役社長は梅本賢一(うめもと・けんいち)氏です。
最初に入社した国際証券株式会社は、現在の三菱UFJモルガン・スタンレー証券ですね。
当時はイギリスや香港にも駐在し、CNNやCNBCのコメンテーターを務められたこともあります。
業界経験が長く、信頼も厚いです。
運用については運用経験32年の武川澄夫 運用部長のほか、平均運用経験年数が18年の3名のベテランによって運用がされているようです。
ヘッジファンドではないので、ベテランがきっちりと運用してくれるのは安心感があります。
利回りや配当はどれぐらい?過去実績について
期間 | 騰落率 | S&P500指数 |
---|---|---|
1ヶ月 | -7.10% | -7.13% |
3ヶ月 | -1.81% | -1.84% |
6ヶ月 | +6.28% | +6.25% |
1年 | +30.57% | +30.58% |
設定来 | +63.56% | +63.67% |
SBI・V・S&P500の2022年1月末時点での、設定来の運用実績は上記のようになります。
参考のために、同様の期間のS&P500指数の騰落率を並べています。
この騰落率は分配金再投資基準価格を基に算出していて、年率換算したものではありません。
S&P500指数とほとんど乖離がなく運用されていますね。
2021年は好調でしたが、2022年は調整や暴落もあると言われていましたし、ロシア・ウクライナ問題もあって今後は様子見です。
とはいえS&P500指数は過去30年にわたって年率平均9%ほどで成長しているので、長期保有を前提とした積立投資をしていくのが良いと思います。
運用手法について
図はSBI・V・S&P500の月次レポートから引用したものです。
見てわかるように、投資家がSBI・V・S&P500に投資したお金はSBI・V・S&P500インデックス・マザーファンドを経由して、バンガード・S&P500 ETFに投資されています。
その中の組入上位銘柄はGAFAMを筆頭に米国の主要企業になっています。
なのでETFに直接投資するほうが経費率は下がりますが、簡単さや少額から積立投資できる利便性のメリットがあるので、投資信託の利用者が多いわけですね。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は三菱UFJ国際投信がS&P500指数に連動するように個別株を運用しているので、比較すると違いが見えてきます。
「S&P500指数に連動するインデックスファンド」というのは同じでも、商品によってやり方が違うというのはポイントです。
オフィスの場所
投資信託ですし問題ないですが、投資案件を検討するときはオフィスも確認しておきましょう。
SBIアセットマネジメントの所在地は「東京都港区六本木一丁目6番1号 泉ガーデンタワー」です。
東京メトロ南北線の六本木一丁目駅に直結する好立地です。隣には六本木グランドタワーもありますね。
入居企業はSBIグループのほか、KPMGやクレディ・スイスといった外資有名企業も入っています。
一流企業も多く、セキュリティ面もしっかりしているので金融機関として信頼出来ます。
顧客の数や純資産総額
次に信頼性や安定性をチェックするために、顧客の数や純資産総額もみておきましょう。
上の図の水色で塗りつぶされた部分が、SBI・V・S&P500の純資産総額の推移です。
2022年1月31日時点の純資産総額は4508億円になっています。
平均と比べるとかなり大きく、投資信託の純資産総額ランキングでおよそ15位くらいに位置しています。
純資産総額が大きいほうが全体にかかるコストが安くなったり安定的な運用がしやすくなるので、かなり重要な項目です。
もちろん、ファンドの規模が大きいからといって必ずしも良い成績であるとは言い切れないですが、少なくとも数十億円以上の規模があるファンドを選ぶことは大切です。
SBI・V・S&P500は2019年9月設定なので後発のファンドですが、かなりのスピードで伸びているのがわかりますね。
歴史について
会社の歴史が短すぎると実績も少なくなってくるので、ある程度安定した運用をしたい場合はチェックしましょう。
スタートは日債銀投資顧問株式会社として1986年に設立されたところからです。
2001年にあおぞらアセットマネジメント株式会社に商号変更し、2002年にソフトバンク・アセット・マネジメント株式会社と合併したタイミングでエスビーアイ・アセット・マネジメント株式会社になりました。
その後2005年にいまのSBIアセットマネジメント株式会社に変更になっています。
なので前身も含めると創立から35年以上ある日本国内で代表的な運用会社の1つですね。
ここまで6つの観点から、SBI・V・S&P500についてチェックしました。
SBIグループのSBIアセットマネジメントが運用するファンドで、純資産総額をみてもものすごい勢いで伸びています。
実質的に、世界2位の資産運用会社であるバンガードが運用するS&P500指数連動のETFへの投資になっているのがわかったかと思います。
調整や暴落といったことはあるかもしれませんが、長期的にみたときにアメリカ経済が成長を続ければ今後の利回りにも期待できそうです。
一方で、一括投資を考えるとリスクはあります。
さらにある程度まとまった資金の一括投資を検討している場合には、ヘッジファンドや投資会社といった別の選択肢も出てきます。
そちらに興味があれば、別記事にまとめてますので参考にしてみてください。
このあとの後半パートでは、SBI・V・S&P500に投資する際に気になることについてお伝えしていきます。
投資信託のSBI・V・S&P500の最低投資額はいくらから?
SBI・V・S&P500は100円以上1円単位でスポット購入や積立購入ができます。
かなり少額から投資可能ですね!
投資信託への投資はかなりハードルが低く設計されていて、誰でも簡単に投資できるというのがメリットです。
一方で情報は少なくなりますし100万円や1000万円からしか投資できないヘッジファンドやPEファンドなどもあります。
ですので、いくらから投資可能なのかはあらかじめ確認するようにしてください。
SBI・V・S&P500の手数料について
手数料 | 発生のタイミング |
---|---|
①購入時手数料 | 申込金×料率で購入時 |
②運用管理費用(信託報酬) | 保有金額×年率で日々計上 |
③信託財産留保額(解約手数料) | 換金額×料率で換金時 |
投資信託への投資でかかる費用は、一般的に上の3つになります。
これらに追加して、隠れコストと呼ばれるその他の費用・手数料がかかって実質コストが決まります。
SBI・V・S&P500の手数料は、投資信託全体でみても最低水準になっています!
それではそれぞれの手数料について説明していきますね。
手数料①:購入時手数料
SBI・V・S&P500の購入時手数料は無料です。
こういったファンドをノーロードともいいます。
最近はノーロードのファンドがかなり増えているので、まず確認しましょう。
購入時手数料がかかるファンドは窓口で販売されることが多いです。
最初に費用がかかってしまうと投資効率が落ちるので、必ずチェックするようにしてください。
手数料②:運用管理費用(信託報酬)
配分先 | 配分 |
---|---|
委託会社 | 0.022% |
販売会社 | 0.022% |
受託会社 | 0.014% |
投資信託を保有している期間は、運用管理費用(信託報酬)を投資家が負担します。
SBI・V・S&P500の信託報酬の内訳は税抜表記で上の表のようになっていて、税込で0.0638%です。
さらにマザーファンドを通じて投資するETFの信託報酬が0.03%なので、SBI・V・S&P500の実質的な運用管理報酬は税込で年0.0938%になります。
ちなみにファンドの信託報酬は毎日計上されて、毎計算期間の6ヶ月終了時、毎決算期末または信託終了時に、ファンドから支払われます。
信託報酬は自動で計算されて負担するので、投資家が追加で支払うといったものではありません。
せっかくなので、SBI・V・S&P500を含めた代表的なS&P500指数に連動するインデックスファンドの信託報酬を比較しておきますね。
ファンド | 信託報酬 |
---|---|
SBI・V・S&P500 | 0.0938% |
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) | 0.0968% |
iFree S&P500インデックス | 0.2475% |
比較してわかるように、SBI・V・S&P500の信託報酬は最低水準になっています。
これが人気の大きな要因になっています。
手数料③:信託財産留保額
SBI・V・S&P500の信託財産留保額は無料です。
信託財産留保額というとわかりにくいですが、換金手数料のようなイメージです。
信託財産留保額は、投資信託によっては0.3%ほど必要な場合があります。
長期保有する場合はあまり影響してこないですが、頻繁に売買する場合はボディブロウのようにきいてくるのでしっかり確認しておきましょう。
手数料④:その他の費用・手数料
その他の費⽤及び⼿数料として、以下のようなものを負担します。
- 監査法人に支払われるファンドの監査費用
- 法定書類(目論見書、運用報告書等)の作成・印刷・交付にかかる費用
- 外貨建資産の保管に要する費用
- 組入有価証券の売買の際に発生する売買委託手数料
- 信託事務の処理に要する諸費用
上記の費⽤・手数料については、運用状況などにより変動するのであらかじめ金額または上限額等を記載することはできません。
その他費用は決算期ごとに運用報告書で確認することができ、SBI・V・S&P500の前期のその他費用は0.010%でした。
SBI・V・S&P500を換金したときの税金はどうなるのか?
投資するときに税金は切っても切り離せない要素です。
税金は、個人で投資する場合と法人で投資する場合で異なります。
法人については売上や扱いで実効税率が変わりますし、あらかじめ顧問税理士に相談しておくことが大切です。
個人の場合は、NISAなどの税制優遇制度が使える範囲での投資は積極的に利用しましょう。
SBI・V・S&P500はiDeCoには対応していませんが、つみたてNISAは利用することが可能です。
また、年間利益が20万円以下の場合は確定申告不要です。
課税対象となる投資であれば、現在の税制では下記のように課税されます。
- 分配時:配当所得として、普通分配金に対して20.315%の課税
- 換金(解約)時及び償還時:譲渡所得として、換金時及び償還時の差益に対して20.315%の課税
まとめると、投資信託を換金したときには儲かった利益に対して20.315%が課税されるということになります。
この20.315%の内訳は、所得税が15%、住民税が5%、復興特別所得税が0.315%となっています。
課税対象となっているとき、どの口座を使うかで確定申告が必要な場合と不要な場合があるので、パターン分けしてお伝えします。
- 特定口座(源泉徴収あり):口座を開設した金融機関が損益計算をしてくれて、利益がある場合には源泉徴収もしてくれます。原則として確定申告不要ですが、年度をまたいでの繰越控除や複数口座の損益通算など、状況によって確定申告をしたほうが得になる場合があります。
- 特定口座(源泉徴収なし):開設した特定口座内にある投資信託については損益を通算した上で、確定申告に必要な書類を作成してくれます。なので確定申告は自分自身でする必要があります。
- 一般口座:損益の計算を自身でして、確定申告もする必要があります。
投資初心者は特定口座(源泉徴収あり)にしておくのが無難でお勧めです。
理由としては、原則として確定申告が不要で手間がかからないからです。
NISA等の範囲内であればその枠を使って、そうでなければ特定口座(源泉徴収あり)にするのが無難ですね。
確定申告はe-Taxなどでも簡単に出来ますが、税理士に相談すれば2,3万円でやってくれることも多いので、手間や状況によって活用してみてください。
SBI・V・S&P500に関わる会社が破綻したときの資金はどうなるか?
SBIやバンガードが破綻する可能性はかなり低いですが、そういったことが起きた場合も想定しておきましょう。
結論からいうと、投資信託の場合は投資したお金が分別管理されることが法律で定められていますので心配する必要はありません。
もちろん、元本保証ではないので運用状況によって損失が出ることは考えられます。
ただ、分別管理という仕組みがあるおかげで信託財産(投資したお金)は守られます。
これは銀行のペイオフ制度にも似ていますが、ペイオフの場合は1口座あたり1000万円という上限がありますが、投資信託の場合は上限金額がありません。

そもそも投資信託というのは販売会社・運用会社(委託会社)・信託銀行(受託会社)がそれぞれの役割を果たして成り立つ金融商品です。
関わっている会社の1つないしは複数が破綻したとしても、投資家のお金はそれぞれの個別口座で管理されているので会社のお金とは分けられています。
SBI・V・S&P500ではSBIアセットマネジメントが運用会社にあたります。
万が一倒産することがあっても、運用会社は運用指示をしているだけなので、信託銀行に保管されている投資家のお金は保護されます。
もし関係会社が潰れたら、繰上償還されるか、潰れた会社が担っていた業務を同業の別会社に再委託されることになります。
SBIやバンガードが潰れるような状況であれば、かつてないほどの金融危機に直面している状況だと思います。
SBI・V・S&P500に投資するにはどうしたらいいか?契約方法や始め方について
- SBI証券
- 岡三証券
- マネックス証券
- 新生銀行
- 佐賀銀行
- SMBC日興証券
- auカブコム証券
SBI・V・S&P500を購入できるのは上記のような金融機関になっています。
かなり少ないですね。
取り扱いが少ないのは、手数料が低すぎて販売しても手数料が取れないので売り手側にメリットがあまりないといったことも関係しています。
ほかの利便性も考慮して、これから始めるのであればSBI証券で口座開設しておけば大丈夫です。
締切時間が15時で、それ以降については翌営業日での申し込みになります。
受渡日は申込受付日から起算して5営業日目になります。
商品特性上、ニューヨーク証券取引所、ニューヨークの商業銀行のいずれかの休業日にあたる場合には購入・換金の受付を行っていないという点は注意しておきましょう。
SBI・V・S&P500の換金や解約のルールについて
SBI・V・S&P500の換金についても購入と同様に、締切時間が15時となっています。
換金についても申込受付日から起算して5営業日目に、販売会社で支払われます。
SBI・V・S&P500はロックアップ(購入したあとに換金できない)期間や換金手数料が必要ないので、柔軟に売買することが出来ます。
なにかしら急な入用があったときに、すぐに現金化出来るのは投資信託のメリットの1つです。
SBI・V・S&P500の投資の総評
S&P500指数に連動する人気インデックスファンドであるSBI・V・S&P500インデックス・ファンドについてまとめました!
2019年に登場してから間もないですが、すでに4500億円以上の規模になっていて注目されていますね。
その人気上昇の最も大きな要因は、信託報酬の低さにあります。
実質コストを考慮すると現状はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)に優位がありますが、どちらを選ぶかは好みの問題かと思います。
SBI・V・S&P500への投資で大きく儲けるのは難しいですが、長期的にみたときに米国経済が成長すればそれに付随して伸びていくことは予想できます。
特につみたてNISAなどで積立投資を検討しているのであれば、投資先候補の筆頭に挙がってきますね。
最後に、もし100万円以上のまとまった金額を安定して運用したいのであれば、リスクをおさえつつ高いリターンが期待できる他の投資先も検討が可能です。
というのも、100万円以上であればヘッジファンドや投資会社を利用するという資産運用方法あるからです。
国内には優秀なヘッジファンドが存在します。個人的におすすめをまとめていますので、参考にしてみてください。
SBIアセットマネジメント株式会社の会社情報
会社情報 | |
---|---|
社名 | SBIアセットマネジメント株式会社 SBI Asset Management Co., Ltd. |
設立 | 1986年8月29日 |
資本金 | 10億5020万円 |
役職員数 | 18名(2022年2月28日現在) |
本社所在地 | 〒106-6015 東京都港区六本木一丁目6番1号 泉ガーデンタワー |
最低出資額 | 100円 |
利回り | 年利30.57%(直近1年) |
手数料 | ①購入時手数料無料 ①運用管理費用(信託報酬)年率0.0938% ②信託財産留保額なし |
面談 | 特になし |
ホームページ | http://www.sbiam.co.jp/ |